「10年以上に及ぶ苦難を…」豪メディアが森保Jとの大一番に向け“苦手意識”を指摘。「好調な日本を破るのは簡単ではない」

2022年02月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

豪代表OBは「これほど大きな試合は記憶にない」

オマーン戦では痛恨のドローに終わったオーストラリア。残り2試合で2位の日本との勝点差は3だ。(C)Getty Images

 現地時間2月1日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)最終予選で、3位のオーストラリアは、敵地でオマーンと対戦。2―1とリードして終盤を迎えるも、89分に痛恨のPKを献上。これを決められ、2―2のドローに終わった。

 勝点2を失ったオーストラリアは、2位の日本との勝点差は1から3へと拡大した。この結果に現地メディア『7news』は、「グラハム・アーノルド監督のチームは、6月のプレーオフを経てカタールに行かなければならないという、現実的な可能性に直面することになった」と、肩を落としている。

「残り2試合でグループBの3位で、2位の日本とは勝点3差、首位のサウジアラビアとは4差となっている。今後はシドニーでサムライブルーと、中東でサウジアラビアと顔を合わせるが、日本とサウジアラビアはそれぞれもう1試合で最下位のベトナムと、苦戦中の中国との対戦だ。アーノルド監督と選手たちは、自動出場枠を確保するために、両方の試合に勝ち、得失点差で優位に立っていることを願うしかない」
【動画】勢い止まらず!サウジ撃破に導いた伊東純也の超絶アシスト&ゴラッソ
 ただ一方で、「サッカルーズ(オーストラリアは代表の愛称)がW杯の自動出場権獲得への望みを繋ぐためには、日本に対しての10年以上に及ぶ苦難を乗り越えなければならない」とも伝えており、苦手意識は否定できないようだ。

「好調な日本を破るのは簡単なことではない。オーストラリアは2009年に2-1で勝利して以来、アジアのライバルと8回対戦しているが、一度も勝利していないのだ」

 グループBで3位となった場合、カタールW杯の出場権を獲得するためには、グループAの3位、さらにウルグアイなどの強豪との対戦が予想される南米5位を破らなければならない。次節の大一番では勝点3が必須のなかで、同メディアによれば、元オーストラリア代表DFルーク・ウィルクシャーは「ワールドカップの予選でこれほど大きな試合は記憶にないよ。プレーオフでUAEやウルグアイとは対戦したくない」と、コメントしている。

 日本からしても、勝点3差のリードがあるとはいえ、得失点差では3点下回っており、敵地で敗れれば、たちまち立場は入れ替わってしまうため、全く予断は許さない。直接対決に勝利し、最終節を前に7大会連続のW杯出場を決めたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【W杯アジア最終予選PHOTO】日本2-0サウジアラビア|伊東が1G1Aの大活躍!7大会連続W杯出場に王手となる貴重な勝利!

【PHOTO】日本代表戦を彩る美女サポーターたちを一挙紹介!

次ページ【動画】勢い止まらず!サウジ撃破に導いた伊東純也の超絶アシスト&ゴラッソ

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事