「彼の未来がないのは明白」南野拓実の残留に地元メディアは苦言「27歳が全盛期にベンチに座っているのは…」

2022年02月02日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「ミナミノとリバプールは単純に相性が合わなかった」

リーズやモナコが関心を寄せるも、残留を決断した南野。(C)Getty Images

 プレミアリーグで先発出場がなく、絶対的な主力の不在時にも存在感を十分に高めることができていないとあれば、厳しい声が寄せられるのは避けられない。

 冬のマーケット終了直前にリーズなどからの関心が取りざたされたリバプールの南野拓実は、クラブがルイス・ディアスという新戦力を前線に加えたにもかかわらず、ユルゲン・クロップの下で戦い続けることを選んだ。

 だが、リバプール専門サイト『Anfield Watch』は2月1日、「タクミ・ミナミノとリバプールは単純に相性が合わなかった」と題した記事で、クラブにおける南野の未来は明るくないと指摘した。

 日本代表FWはレッドブル・ザルツブルク時代にアンフィールドでのリバプール戦で活躍。そのシーズンの途中に移籍を果たした。同メディアは「(対戦の)2か月後にミナミノが加入したとき、リバプールのサポーターはとても興奮した」と報じている。

「だが、アンフィールドに来てから彼が苦しんできたことは否定できない。本当にクロップはミナミノにあまり機会を与えていない。彼があまりチャンスを与えられていないことに、我々はまったくショックを受けていない」

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 南野自身は以前、出場機会の少なさにフラストレーションが溜まっていることをのぞかせつつ、それをバネにして挽回したいと意気込んだ。だが、『Anfield Watch』は「ミナミノは野心を持つが、アンフィールドに彼の未来がないことはかなり明白だ。ディアス獲得で、日本代表の出場機会はさらに減る」と辛らつだ。

「我々は、ミナミノがアンフィールドから移籍するのが賢明と信じる。27歳の彼が全盛期にベンチに座っているのは惜しい。サッカー選手のキャリアは一度きりだ」

「長期的な未来がどこにあるかは、時間が経たなければ分からない。ミナミノがリバプールを去ることになれば、クラブが初のプレミア優勝を果たす助けとなった選手として去ることになる。そうなれば、我々は日本代表のクラブに対する貢献を決して忘れない。そして、今後のシーズンのミナミノの幸運を祈る」

 南野の決断は吉と出るのか、凶と出るのか。ワールドカップ予選でネットを揺らし、良いムードでクラブに戻る彼の今後に注目したい。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部


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