「あのときの悔しさは忘れていない」板倉滉の脳裏に焼き付く東京五輪での敗戦。「ああならないように普段から…」

2022年02月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本代表でも定位置奪取へ

最終予選で2試合連続フル出場し、いずれも完封勝利に貢献した板倉。代役で終わるつもりはない。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 2月1日に開催されたカタール・ワールドカップ最終予選(グループB)の第8節で、勝点15で2位の日本は、同19で首位のサウジアラビアを埼玉スタジアムに迎えた。

 立ち上がりこそ支配率で下回るも、徐々に自分たちのペースに持ち込み、32分に南野拓実が幸先よく先制点を奪うと、50分には伊東が強烈なミドルシュートで追加点をゲット。守っては4試合連続の無失点で、このまま2―0と快勝を収めた。

 板倉滉は、故障で不在の吉田麻也と冨安健洋に代わり、前節の中国戦(〇2―0)に続き、川崎フロンターレ時代の先輩である谷口彰悟と共にCBで先発。息の合ったコンビネーションで完封勝利に貢献した。

 試合後の会見では開口一番、「この2試合がチャンスだと思って来ていました。何としてでも勝点3、それが2試合達成できたのはすごく嬉しいです」と喜びを伝えると、「継続」の面での手応えをこう語っている。

「本当に90分間通して、全員集中していましたし、後ろの選手たちで確認の声も切らさなかったので、そういうこまめに丁寧にやっていたことがゼロ(無失点)という結果に繋がったのかなと思います」
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 根底には東京五輪で味わった悔しさがある。メキシコとの3位決定戦(●1ー3)後のような思いは、二度としたくないと、改めて決意も示している。

「あのときの悔しさは忘れていないし、ああならないように普段からチームで練習、試合をこなしているつもりです。なので、ますはひとつ結果としてこうやってA代表で、最終予選に自分が出場して2連勝できたことはポジティブに捉えていいと思います。ただ、ここからさらにスタメンを奪いに行くつもりでやりたいと思うし、また帰ってからも勝負になると思うので、引き続き気を抜かずやっていければなと思います」

 昨夏からプレーするシャルケでは定位置をがっちり掴み、安定したパフォーマンスを見せている板倉。「代表でスタメンを奪うためにも、そこでまた活躍したい」と本人も自覚するように、まずは所属クラブでより磨きをかけ、森保ジャパンでもレギュラー奪取を狙う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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