【韓国メディアの視点】東アジアカップのメンバーにシュティーリケ監督「日本の豊富な人材資源が羨ましい」

2015年07月28日 慎武宏

「優勝のためには日本戦が最も重要な試合」

前回大会では柿谷、原口らの活躍で優勝を飾った日本。今大会はどんな選手が台頭してくるだろうか。(C) Getty Images

 8月1日から中国・武漢で開幕する東アジアカップ。大会に向けて韓国代表も7月27日に招集され、坡州(パジュ)NFC(ナショナルフットボールセンター)で強化合宿をスタートさせた。韓国国内の各メディアもこぞって東アジアカップの話題を取り上げ、次のような見出しで報じている。
「シュティーリケ号、7年ぶりの優勝目指して始動」(通信社『聯合ニュース』)
「東アジアカップ、サッカー"四国志"がやって来る」(一般紙『中央日報』)

【日本代表PHOTO】東アジアカップに臨む代表メンバー23人
 
 強化合宿初日を迎えた選手たちの口からも威勢のいい言葉が飛び出している。Jリーグの長崎に所属するイ・ヨンジェが「ほかの試合も勝つことが重要だが、日本でプレーしているので日本戦は必ず出場したいし、必ず勝つ」と語れば、今回がA代表初招集となるFWキム・スンデは「日本はパスが精密。日本の試合映像を勉強したあと、自分の長所を発揮できるよう努力する」とコメント。
 
 GKのキム・スンギュは「日本の宇佐美をACLで見たが、競争力がある」とし、イ・ジェソンは「優勝のためには日本戦が最も重要な試合」としたほど。
 
 今大会で韓国代表最年長となるFWキム・シヌクに至っては、日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督についても言及。
「1年前のブラジル・ワールドカップのアルジェリアは、モチベーションと競技力を備えた良いチームだったが、日本がアルジェリアほどの個人能力を備えているとは見ていない。個人的には、過去に出場した日本戦は交代出場で何もできなかった。今大会では かならず勝ちたい」
 こう語り、意欲を示した。

次ページシュティーリケ監督は「3試合でほとんどの選手を起用する」と公言。

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