【J1展望】2ndステージ・5節|湘南-柏|「STYLE vs STYLE」――独自のカラーを持つ両者の対決を制するのは?

2015年07月28日 サッカーダイジェスト編集部

湘南――高山を中心とした湘南スタイルでゴールを! 柏――3連勝の成功体験を活かして上位への足固めを狙う。

故障者/湘南=なし 柏=増嶋、大津
出場停止/湘南=なし 柏=なし

J1リーグ2ndステージ5節
湘南ベルマーレ – 柏レイソル
7月29日(水)/19:00/Shonan BMWスタジアム平塚
 

湘南ベルマーレ
2ndステージ成績(4節終了時):11位 勝点5 1勝2分1敗 4得点・5失点
年間成績(21試合終了時):10位 勝点27 7勝6分8敗 24得点・29失点
 
【最新チーム事情】
●ストッパー遠藤が先発復帰へ。
●三竿や菊地俊の状況によっては大幅入れ替えも?
●第1ステージの対戦で決定機を外した高山の意地に期待!
 
【担当記者の視点】
 湘南は第2ステージ初戦以来3試合勝ち星がない。目標とする上位進出のためにも、このホームの一戦で勝点3を掴み、東アジアカップによる中断期間に突入したいところだ。
 
 スタメンでは、前節の鳥栖戦でベンチスタートとなった遠藤の先発復帰が確実視される一方で、前半で退いた三竿、やや精彩を欠いた菊地俊あたりが、連戦によるコンディションを考慮し、入れ替わる可能性がある。ボランチには第1ステージの柏戦で活躍した石川の抜擢もあるか。
 
 前線の組み合わせは、第2ステージに入ってから試行錯誤が続いている。怪我が癒えれば大竹が先発復帰するはずだが、果たして間に合うか。前半戦の柏戦で活躍している山田が、前節に続き2試合連続でスタメンを張ることも十分あり得る。
 
 なにより期待したいのが昨季柏でプレーした高山の活躍だ。というのも、前回対戦では惜しい決定機を外している。今回こそはしっかりゴールを決めて、湘南スタイルで輝きを放つ姿を両チームのサポーターに見せ付けてほしい。
 
 
柏レイソル
2ndステージ成績(4節終了時):2位 勝点9 3勝0分1敗 5得点・3失点
年間成績(21試合終了時):9位 勝点27 7勝6分8敗 27得点・28失点
 
【最新チーム事情】
●3戦連続の完封勝利。第1ステージで課題だったセットプレーの守備にも安定感が増す。
●新戦力のエデルソンは今節もベンチスタートが濃厚。
●古巣対決で、かつてのホームに乗り込む武富のモチベーションは非常に高い。
●負傷離脱中の大津が屋外でのトレーニングを開始し、8月下旬復帰を目処に調整中。
 
【担当記者の視点】
  3試合連続1-0の勝利で3連勝。第1ステージで課題だった守備面の安定は、ピッチ上での選手間の連係・コミュニケーションが以前に比べて格段に向上したことが大きな要因だと選手たちは話す。
 
  今節対戦する湘南は、「連戦でも90分間走り切れるチーム」(大谷)として選手たちは警戒を強める。そこで湘南の土俵である走り合いに持ち込むのではなく、柏らしくパスで湘南の寄せをいなしながら、高い位置まで押し込み、相手の得意とする縦に速い攻撃の出どころを押し下げてしまうことが理想的な展開だが、そう狙い通りに試合を運べるとは限らない。
 
  ここ3試合は苦しい展開でも焦れずに耐え続け、しぶとく勝ち切る術を身に付けている柏にとっては、今節もまた、湘南の縦に鋭い攻撃には相当苦しむことが予想される。ただ、そこで活かされるのは3連勝の成功体験だ。仮に0—0の時間帯が続いても、前節のように終盤のセットプレーで勝ち切ることもあれば、一発を持ったエデルソンという"切り札"も控えているだけに、短い時間の中でワンチャンスをモノにできる力はある。
 
  これまでの流れを継続し、4連勝を成し遂げて上位への足固めを狙う。
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