「今の代表はSBからボールが出て来ないもん」内田篤人の指摘に日本代表戦士が見解!「出てきてはいるんですけど…」

2022年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ゴールに向かう動きのほうがいいですかね?」

代表で結果を残せていない古橋と課題について語り合った内田氏。(C) DAZN/Suguru Saito

 日本が誇る名SBも、森保ジャパンの現状を懸念しているようだ。

 元日本代表DFの内田篤人氏が、DAZNで配信中の冠番組『内田篤人のFOOTBALL TIME』の最新回で、セルティックの古橋亨梧と森保ジャパンのSBが供給するパスについて語り合った(配信は27日の中国戦より前)。

 セルティックでここまで公式戦16ゴールを挙げ、スコットランドで大ブレイクを果たした古橋は、しかし日本代表ではその得点力をまだ発揮できていない。

「(クラブと違い)難しい部分もあるので」と語った古橋は、内田氏が「いまの代表、サイドバックからボールが出てこないもんな」と話すと、次のように答えている。

「出てきてはいるんですけど、出してほしい方向に出てこないことが多いですね。センターバックとサイドバックの間から走った時に、僕的にはゴールに向かって巻いてほしいんですけど、どちらかというとサイドで奥を取る感じで出てくるので」

【動画】内田篤人も称賛! 古橋がリーグカップ決勝で決めた圧巻ゴラッソ2発をチェック
 この指摘に内田氏も「そうだよな。押し込むんじゃなくて点を取りに行きたいもんな。シュートまで行きたいんだよな。動き出しを見てると」と同調。27歳のストライカーは「点を取りに行きたいですね。僕のタイミングでは裏を取れてるんで」と話し、「サイドバックから見ても、ゴールに向かう動きのほうがいいですかね?」と逆質問した。

 鹿島アントラーズやシャルケ、日本代表で右SBとして活躍した内田氏は、「僕は直接ゴールまで行ってほしい。押し込んだところで、もらう側はゴールに背を向けて受けないといけないし、守る側は楽だから」と見解を述べ、後輩の考え方を支持した。

 日本代表のSBといえば、先日の中国戦でも、左SBの長友佑都が低調なパフォーマンスに終わり、交代で入った中山雄太が追加点をアシストする活躍を見せたことで、前者に対する批判の声が高まっている。

 古橋はとくにどちらのサイドとは言及していないものの、話す時のジェスチャーや、これまでの代表での起用ポジションから考えても、とくに左SBについて言及していると思われる。故障で今回の代表には選出されなかったアタッカーも、課題があると考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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