なぜ“変人”ビエルサは南野拓実の獲得に動いているのか? リーズ地元メディアが見解!「感心させた」能力とは…

2022年01月30日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「完璧にフィットする」

南野(左)の獲得に動いているリーズのビエルサ監督(右)。(C)Getty Images

 リバプールがポルトのルイス・ディアス獲得に向かい、注目されているのが、南野拓実の去就だ。名将マルセロ・ビエルサ率いるリーズからの関心が取りざたされている。

 2000万ポンド(約28億円)での移籍が騒がれている南野は今季、リーグカップで4得点をあげており、レスターの準々決勝ではアディショナルタイムの劇的弾でチームを敗退から救った。

 だが、プレミアリーグでは先発出場がなく、途中出場した8試合で86分間プレーの2得点。アフリカ・ネーションズカップ参戦でモハメド・サラーとサディオ・マネが不在の間に存在感を出したかったが、スタメンに名を連ねるには至っていない。

 それだけに、リーズ専門メディア『LeedsLive』も「リーズがタクミ・ミナミノを獲得したら、彼がリバプールよりも多くの出場機会を保証されるのはほぼ確実だ」と伝えている。

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 同メディアは南野の出場成績を伝え、チャンピオンズ・リーグでの経験が豊富としつつ、「現状でそれは特にリーズの関心事ではない」と報道。リーグカップでもアーセナルとの準決勝第2レグでスタメンから外れたと指摘している。

「出場機会が頻発で少ないだけに、ビッグマッチでインパクトを残せないのは驚きではないかもしれない。だが、リーズが今冬獲得するというなら、それはすぐに活躍する準備ができている選手でなければいけない」

 さらに、昨季後半戦でサウサンプトンにレンタル移籍した際も、出だしこそ得点を挙げたが、その後は「印象を残すのに苦しんだ」と評価。「出場機会の少なさは、プレミアリーグの厳しいサッカーに合っているのか疑問を抱かせる」と、否定的な見解を示した。

 そのうえで、同メディアは「だが、トッププレーヤーであることは確かだ。ザルツブルクとリバプールでの経験から、ビエルサの激しいプレッシングスタイルに完璧にフィットするはず」とも報じている。

「両クラブのインテンシティの高さはプレスとカウンタープレスに基づいており、この数年のリーズで見てきたことに似ている。ハイプレスに適応できるミナミノの能力は、ビエルサを特に感心させただろう。リーズのボスが獲得に関心を寄せた主な理由ではないだろうか」

 南野はリーズに移籍することがあるのか。実現したら、「変人」の異名を持つ智将ビエルサの下で活躍することができるのか。残りわずかとなった移籍市場から目が離せない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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