「まだ中途半端。叩くにしても」長友佑都が自身への厳しい論調に持論。「もっと批判されてもいい」

2022年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ダメなら批判されて当然」

自身の代表におけるパフォーマンスに様々な意見が飛び交っているなか、長友本人は非難は「有難い」とポジティブに感じている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 周囲から向けられる厳しい目を、長友佑都は真正面から受け止めている。むしろ歓迎さえしているかもしれない。1月30日のオンライン取材に応じた長友は「みなさんからの厳しいご意見も、ご批判も、有難いなと思っています」と語った。

 日本代表におけるここ最近のパフォーマンスに、厳しい論調が続いている。そうした状況も長友はポジティブに感じている。

「厳しい批判とか、厳しい意見の中に、自分を成長させるチャンスが眠っているなと感じていて。自分自身で俯瞰して自分を見なくても、みなさんのいろんな角度からの意見がある。まだまだ成長のチャンスがあるなと思っています」

 日本代表である以上、「ダメなら批判されて当然」と考える。そして「この局面を打開したときに、2022倍の称賛で称えていただければなと思います」とも語る。

 一方で、現状の批判については「まだ中途半端ですよね。叩くにしても」とも持論を展開する。

「サッカーを盛り上げるためにも、インターネットの世界だけじゃなくて、テレビでも取り上げられるぐらいの、長友がこれぐらい批判されていて、今、日本代表はこういう感じなんだみたいなぐらい取り上げられないと、本当の意味でファンは増えていかない」
 
 自身のこれまでのキャリアがバックボーンにある。

「イタリアのインテルとか、トルコのガラタサライ、フランスのマルセイユとか、ビッグクラブでプレーしてきましたけど、本当に普通の番組でも取り上げられるし、世界中から批判が来るような状況でしたので。それに比べると、もっと批判されてもいい」

 批判でも、賞賛でもいい。「日本代表が人気になってほしいし、そういう意味では、まだまだ注目されたいですね」。

 日の丸の重みを知る男は、次節のサウジアラビア戦でどんなプレーを見せるか。熱き想いを秘めて闘う35歳の奮起に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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