「イタリアでは50―50かもしれないが…」ケインの先制点無効にコンテが不満を露わ!敵将トゥヘルでさえも「驚いた」

2022年01月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

ネビルら解説陣の見解は?

ケインがネットを揺らすも、T・シウバへのファウルを取られ、得点は認められなかった。(C)Getty Images

 現地時間1月23日に開催されたプレミアリーグ第23節で、勝点36で6位のトッテナムは同44で3位のチェルシーと敵地で対戦し、0―2と完敗。アントニオ・コンテ監督就任後、リーグ戦10試合目にして初黒星を喫した。

 だが、ひとつの判定次第では、結果は全く変わっていたかもしれない。問題のシーンが起きたのは、スコアレスで迎えた40分だ。

 ペナルティエリア内でパスを受けたハリー・ケインが、マークについていたチアゴ・シウバを剥がしてゴールに流し込むも、ファウルが取られ、先制点とは幻となったのである。ケインらトッテナムの選手たちはノーファウルだと猛抗議に出るが、ジャッジが変わることはなかった。
【動画】これはファウル?幻に終わったケインの先制点をチェック

 英紙『Daily Mail』によれば、昨シーズンにインテルを率いて、11年ぶりのリーグ制覇に導いたコンテ監督は、試合後のインタビューで、「イングランドでこの類のゴールが無効となるなんてありえない。イタリアではフィフティー・フィフティーかもしれないが、イングランドでは信じられないことだ」と憤慨。敵将のトーマス・トゥヘルでさえも、「ゴールだと思ったし、驚いた」と明かしている。

 さらに、英衛星放送『Sky Sports』の解説陣も各々見解を提示。元イングランド代表DFガリー・ネビルが「ファウルではない。チアゴ・シウバはレフェリーを騙したんだ」と主張すれば、元イングランド代表MFジェイミー・レドナップも「芝居がかっていて、巧みだ」と同調している。
 
 一方で、元アイルランド代表MFロイ・キーンと、元オランダ代表FWジミー・フロイド・ハッセルバインクは、ブラジル代表のベテランDFが倒れるには、十分なプッシングだったと考えているようだ。

 それぞれ「あの時はゴールだと思ったが、彼は身体を預けていたし、37歳ならおそらく倒れるだろう。あのような場合はほんの少し触れるだけでいいんだ」「彼が少し押すだけで、チアゴには十分だったんだ」と語っている。

 トッテナムは今月すでに、リーグカップ準決勝でチェルシーに2敗(●0―2/●0―1)しており、18日間で3度目の敗戦となった。昨年9月に行なわれたリーグ戦のホームゲーム(●0―3)と合わせれば、4戦全敗でノーゴール・8失点という散々たる結果だ。

 そんな天敵からようやく奪った先制点が認められず、スパーズにとっては痛恨の判定となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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