【インターナショナル・チャンピオンズカップ】「ミラノダービー」はミランが勝利!! 本田、長友は先発出場

2015年07月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

好印象を与えた本田と、後半は積極的な攻撃を見せた長友。

コンディションが仕上がりつつあることがうかがえた本田。トップ下として伸び伸びとプレーしていたが、できれば主力選手が揃った後半にも、そのプレーを見てみたかった。 (C) Getty Images

 インターナショナル・チャンピオンズカップの中国ラウンドは、ミラノダービーという伝統のカードで幕を開け、ミランが1-0で勝利を飾った。
 
 両チームともに、スタート時にフルメンバーを揃えることはなかったが、主力選手の数の差がそのまま試合内容に表われる格好となり、ミランが前半45分間の大部分でペースを握った。
 
 日本人選手は、本田、長友ともにスタメンとしてプレー。本田はトップ下を務め、ポジションを左右上下と自由に移動させながら、低い位置でボールを受けて攻撃の起点となったり、ニアングへのパスで決定機を創出したり、正確なクロスを幾度か披露した。
 
 一方、左SBの長友はチームが守勢に回ったこともあって守備に専念する時間が長かったが、前半の終わりの方では相手陣内の深い位置でボールを受け、ドリブルで仕掛けてクロスを上げる場面も見られた。
 
 ポジティブな印象を与えた本田は前半で退いたが、長友は後半もプレー。ミランは後半開始から多くの選手を入れ替えたが、攻勢に立ったのはインテルで、長友はミラン陣内にいる時間が長くなり、中央に折り返してシュートも放った。
 
 60分に主力選手を多く投入したインテルは、中盤が強化されてますますゲームを支配するが、その2分後、ミランはCKでペナルティエリア手前の位置にいたメクセスが鮮やかなジャンピングボレーを炸裂させ、先制点を奪った。
 
 その後も中盤を支配したインテルが攻め、ミランが何とか最終ラインで凌ぐという展開が続き、85分にはコンドグビアに対する背後からのチャージで、ミランのノチェリーノが一発退場となったが、試合はそのまま動かずに終了した。
 
 今後、中国では27日にインテル対レアル・マドリー、そして30日にレアル・マドリー対ミランが行われる。
 
ミラン 1-0 インテル
得点:メクセス(62分)
 
◇ミラン
GK:ディエゴ・ロペス(45分アッビアーティ)
DF:カラブリア(45分アントネッリ)、アレックス(45分メクセス)、エリー(45分サパタ)、デ・シリオ(78分パレッタ)
MF:デヨング(45分モントリーボ)、ポーリ(45分マウリ)、ベルトラッチ(45分ノチェリーノ)、本田(45分ボナベントゥーラ)
FW:マトリ(61分ルイス・アドリアーノ)、ニアング(61分バッカ)

ミラン プレシーズンPHOTOギャラリー
 
◇インテル
GK:カリーソ(76分ベルニ)
DF:サントン(59分ダンブロージオ→76分ラノッキア)、アンドレオッリ、ポーパ(76分コバチッチ)、長友(77分ファン)
MF:ニュクリ(75分グアリン)、タイデル(60分ブロゾビッチ)、バルディーニ(60分イカルディ)、デルガド(60分エルナネス)、ディマルコ(60分コンドグビア)
FW:ロンゴ(76分パラシオ)

インテル プレシーズンPHOTOギャラリー
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事