「招集してはいけないと判断した」日本代表、選ばれたメンバーは23名のみ。背景にあった国内組への配慮

2022年01月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「活動が終わっても隔離期間がある」

森保監督が、今回23名のみの招集となった理由を説明した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本サッカー協会(JFA)は1月22日、ワールドカップのアジア最終予選に挑む日本代表メンバーを発表した。

 今回、中国戦とサウジアラビア戦のメンバーに選ばれた人数は23名。しかしこれまで、昨年10月の最終予選、オーストラリア戦では26人、11月の2連戦(ベトナム戦、オマーン戦)では27名を招集していたように、コロナ禍で感染者が出た際や怪我人、累積警告などの不測の事態に備えて、多めにメンバーを呼んでおく傾向にあった。

 メンバー発表会見で森保一監督は、「試合に出られなかった選手が、自分たちに何ができるかなどを考えてくれたりすることも、代表チームの成長に繋がる」と数名多く招集することのメリットを説明したうえで、今回は23名だった理由について以下のように明かしている。
 
「今回の代表戦でもプラスアルファ、何人かの選手を加えた構成で2試合に臨むことも考えました。ただ今回、活動が終わっても隔離期間がある。国内組はJリーグへ向けた立ち上げの大切な時期で、所属チーム内での競争を勝たなければいけないなか、代表に合流して長期間を過ごすリスクを考えたとき、招集してはいけないという判断をしました」

 これまでよりも比較的少ない人数の招集に留まった理由は、国内組の選手や所属クラブへの配慮にあったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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