中国代表が日本遠征メンバー29名をリストアップ! 注目は日本で合流予定の“国外6選手”

2022年01月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

エウケソンの名前はなし。アランは確約が取れたか

日本戦に背水の陣で臨む中国代表。はたして何人の帰化選手が来日を果たすのか。(C)Getty Images

 中国代表がワールドカップ最終予選の日本戦(1月27日/埼玉スタジアム)に向けた遠征予定メンバー、29名をリストアップした。全国紙『北京青年報』が現地木曜日の夜に速報で伝えている。
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 上海で52選手を招集して行なわれていた中国代表の集中キャンプは、木曜日午後の紅白戦で全日程が終了。リ・シャオペン(李霄鵬)新監督はコーチングスタッフらと協議し、日本に向かう候補選手29名を選抜した。今回の合宿に参加した国内選手23名と、国外に滞在している6名だ。

 国内選手は2021年シーズンの中国超級リーグを制した山東泰山から最多7選手が選ばれ、キャップ数ゼロの2選手などフレッシュな顔も見られるが、基本的にはこれまでの最終予選を戦ってきた常連たちが名を連ねている。

 一方、日本で合流予定とされているのが、FWウー・レイ(エスパニョール)、DFリー・レイ(グラスホッパー)の欧州コンビと、MFアラン、MFフェルナンジーニョ、FWアロイージオ、DFタイアス・ブラウング(中国名はジャン・ガンタイ)の帰化選手4名だ。攻撃の核を担ってきたFWエウケソンの名はなく、合流の見込みが完全に消え去ったと考えられる。

 とはいえ、日本政府からの要請によって、今回来日できるのは25選手までと限定されている。国内23名にウー・レイとリー・レイを足した25名を基本としつつ、帰化選手の動きを見ながら最終調整することになるようだ。ちなみに『北京青年報』紙は、アランとブラウニングの再合流には現実味ありとの見解を示している。

 イングランド出身のブラウニングを除くブラジル出身カルテットは、いずれも広州FCに所属していたが、昨年の11月から12月にかけて軒並み退団を表明。ブラジルへと帰国してしまった。親会社である恒大グループの経営破綻によってクラブは深刻な財政難に陥り、給料の未払いが続いていたためだ。4選手は中国代表への忠誠を口にしつつも、メディアやファンは「カネの切れ目が縁の切れ目」と捉えており、再合流は厳しいと見る向きが強まっている。
 

 もうひとつの注目点は、41歳レジェンドの動向だ。今回、臨時コーチとして合宿に参加していたのが、MFジョン・ジーである。所属する広州FCではいまだ10番にして主将、しかも監督も務めており、今回の合宿で撮影された選手だけの集合写真に収まったため、「電撃復帰があるのでは?」とにわかにファンの関心が高まっている。そのジョン・ジーもコーチングスタッフの一員として来日メンバーに登録されており、サプライズの可能性を残した格好だ。

 2月1日のベトナム戦も敵地開催と、過酷なアウェー2連戦に臨む中国代表。はたして新政権の下でどんなサッカーを披露するのか。今遠征で連敗を喫すると、ワールドカップ出場への道は完全に閉ざされてしまう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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