「彼は『なぜ俺を引っ込めるんだ?』と」マンU指揮官がC・ロナウドとのやりとりを明かす「点を取りたいのは分かるが…」

2022年01月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「数年後、もし君自身がヘッドコーチになったとしたら…」

71分に無得点でベンチを下がるC・ロナウド(左)と、それを迎えるラングニック監督(右)。(C)Getty Images

 現地時間1月19日に延期となっていたプレミアリーグ第17節が行なわれ、マンチェスター・ユナイテッドはブレントフォードと敵地で対戦。アンソニー・エランガ、メイソン・グリーンウッド、マーカス・ラッシュフォードと、下部組織出身の3選手がゴールを奪い、3-1と快勝を収めた。
【動画】アカデミー3人衆が躍動!C・ロナウドが先発復帰のマンUはリーグ戦3試合ぶり勝利

 この試合で、負傷明けのクリスチアーノ・ロナウドはリーグ戦2試合ぶりに先発し、2-0で迎えた71分にハリー・マグワイアと代わり、ピッチを後に。ただ、本人はこの交代に不満げな表情を浮かべ、上着をベンチへ軽く叩きつける様子が、カメラに捉えられていた。

 クラブ公式サイトによれば、試合後に「今日は3人の若い選手がゴールを決めてくれた。それに、ブルーノ(フェルナンデス)のお膳立ても実に見事だった」と、アカデミー3人衆と2アシストをマークしたポルトガル代表MFを称えたラルフ・ラングニック監督は、C・ロナウドの交代理由にも言及。2点リードから終盤に2点を奪われ、痛恨のドローに終わった直近のアストン・ビラ戦を引き合いに出し、明確な意思があったことを明かしている。

「彼は『なぜ俺が?なぜ俺を引っ込めるんだ?』と聞いてきた。私は『チーム全体の利益のために決断を下さなくてはならない』と答えた。5日前のビラ・パークでも、残り15分で2-0と全く同じ状況だった。同じ過ちは犯したくなかったんだ。ハリー・マグワイアを加えた5バックに変更し、右サイドにもう一人の高速ウインガーとしてマーカスを投入することにしたが、これは正しい判断だったと思う」
 
 さらに63歳の歴戦指揮官は、「クリスチアーノは満足していなかった」ものの、あくまでチームの勝利が第一優先であることを強調している。

「彼はゴールスコアラーだから、残ってゴールを決めたいと思っていただろうが、それよりも我々はよりコンパクトになり、十分な脚力を保ち、相手のセットプレーを守るために強いヘディングを繰り出せることが重要だった。3点目を取ったとき、私は彼にそのように言った。君が自分で点を取りたいのは分かるが、数年後、もし君自身がヘッドコーチになったとしたら、同じ判断をするだろうとね」

 来月には37歳となる大エースは今後、指揮官と一蓮托生で、現在7位に沈むユナイテッドを上位戦線へ押し上げることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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