【J1】先発復帰の柴崎が1得点・1アシスト。ハリル御前で鮮烈なインパクトを放つ

2015年07月25日 サッカーダイジェスト編集部

鹿島が石井監督の初陣で、相性の良いFC東京に勝利。

第1ステージの16節以来の先発となった柴崎(20)が、石井監督の初陣で1得点・1アシスト。ハリルホジッチ監督が視察したホームゲームで結果を残した。写真:徳原隆元

 J1リーグは7月25日に第2ステージ4節の9試合が開催された。石井監督の下でリスタートした鹿島がFC東京をホームに迎えた一戦は、前者に軍配。故障明けで、第2ステージ初のスタメン出場となった柴崎が1ゴール・1アシストと全得点に絡んだ。

【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・4節

 前半から試合を優位に進めたのは、FC東京よりも動き出しが速い鹿島だった。テンポの良いパス回しで攻め込み、19分に中村のヒールから伊東が、続く26分には山本の落としから赤﨑がゴールを強襲。この2本はそれぞれポストとバーに当たったが、30分には柴崎のミドルで先制した。
 
 一方のFC東京は、今季初先発のサンダサ、このスペイン人FWと2トップを組んだ前田になかなか良い形でボールが入らず、15分過ぎからは明らかに押し込まれる形となった。太田の負傷欠場も響き、セットプレーからも突破口を見出せなかった前半は決定機がわずかひとつ(13分のサンダサのシュート)と、消化不良の内容に終わった。
 
 しかし後半、CBの吉本に代えて右SBの松田を投入したFC東京が4-4-2から4-3-3に近い布陣にシステム変更して反撃に出る。東アジアカップのメンバーに選ばれた米本の推進力などを頼りにボールを前に運び、53分には左サイドの崩しから前田が絶好機を迎えた。これはゴールにならなかったものの、70分には前田がヘッドですらしたボールを途中出場のN・バーンズが流し込んだ。
 
 追いつかれた鹿島は79分、赤﨑に代えてダヴィをCFに入れた。すると直後の81分、柴崎のCKにヘッドで合わせたCBの昌子が決勝弾! 再び流れを引き戻したホームチームは柴崎の見事なゲームコントロールもあり、このまま逃げ切った。
 
 なお、これで鹿島はFC東京にリーグ戦で12試合無敗。相性の良さを見せつけた。
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