「海外移籍は小さい時からの夢だった」セレッソ大阪DF瀬古歩夢がスイス1部グラスホッパーへ完全移籍!

2022年01月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ずっと僕には桜の血が流れています」

スイスの名門グラスホッパーへの完全移籍が合意となった瀬古。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 セレッソ大阪は1月18日、所属するDF瀬古歩夢がスイス1部のグラスホッパーへの完全移籍でクラブ間の基本合意に達したことを発表した。今後現地でのメディカルチェックなどを経て、正式契約となる。
 

 現在21歳の瀬古は、U-12時代からC大阪のアカデミーで育まれ、2016年に2種登録され、同年にU-23C大阪でプロデビュー。2019年にJ1デビューし、翌20年には27試合・1得点という結果を残し、このシーズンのベストヤングプレーヤー賞に輝いた。また同年のルヴァンカップではニューヒーロー賞も受賞している。さらに21年も27試合に出場し、最終ラインの要として君臨。夏には、出場こそなかったものの東京五輪メンバーにも選ばれた。

 瀬古はクラブ公式サイトを通じて以下のコメントを寄せている。
「みなさん、突然ですがスイス1部のグラスホッパーに完全移籍することになりました。チームが始動し僕自身は今年もセレッソでプレーするという気持ちでしたが、海外からオファーをいただき、とても悩んだのですが海外移籍は小さい時からの夢だったので決断しました。クラブからは引き留めてもらいましたが、最終的には僕の挑戦したい、という夢を尊重してくれました。
昨年苦しいシーズンを過ごした中このタイミングでの移籍に背中を押して頂いたクラブには感謝しています。アカデミーから桜のユニフォームしか着たことのない僕にとっては凄く新鮮な気持ちとワクワクした気持ちがあります。アカデミーから11年間サッカー選手としても、人としても凄く大きな成長をさせてもらいました。今まで出会った監督、チームメイト、スタッフの皆さんにも、とても感謝しています。このセレッソ大阪というクラブの名に恥じないような活躍をしてきます。そして、パートナー様をはじめ、ファンサポーターの皆様、ハナサカクラブの皆様、このセレッソ大阪というクラブに関わる全ての皆様に感謝しています。今後の僕の活躍を皆さんに届けられるように頑張ります。ずっと僕には桜の血が流れています。 WE ARE CEREZO  瀬古歩夢」

 グラスホッパーは、過去スイスリーグ1部優勝27回を誇るスイスの名門。昨夏にサンフレッチェ広島から日本代表MF川辺駿を獲得し、この冬にプレミアリーグのウォルバーハンプトンへの3年半契約での完全移籍と、今季終了までのグラスホッパーへのレンタル移籍が発表されていた。今シーズン終了までに、川辺と瀬古の日本人選手の共闘が見られるのか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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