現地時間１月16日に行なわれたブンデスリーガ第19節ビーレフェルト対グロイター・フュルト戦は、２-２のドローに終わった。この試合に先発した前者のMF奥川雅也は、８分に先制点を叩き込み、今シーズン７点目をマークしている。

　21年12月14日に行なわれた第16節のボーフム戦以降、RBライプツィヒ戦、フライブルク戦と３戦連続でネットを揺らしていた奥川は、４試合連続ゴールを達成した。

　ドイツ紙『BILD』は「オクガワはスピードに乗ったドリブルでエリア内に侵入し、ファーに流し込むシュートを決めた。これはお見事」と称賛。現地メディア『Bulinews』は「コロナの影響がなければ、６万人の観客がこのスリリングな試合を観戦できたことが悔やまれる。オクガワのさらなる名人芸が炸裂。卓越したテクニックでゴールを奪った」と称えた。

　また、ブンデス公式も「フュルトのDFをダンスしながらかわし、クールなフィニッシュ！」と絶賛している。
 

　25歳のアタッカーは今シーズン、カップ戦を含めた全公式戦で８ゴール・２アシスト。昨冬にオーストリアのレッドブル・ザルツブルクからレンタルで加入し、21年夏に買取オプションが行使され、移籍金100万ユーロ（約1億3000万円）で完全移籍をした。クラブの判断が正しかったことを証明している。

　次節は鎌田大地と長谷部誠が所属するフランクフルトとの対戦が控える。奥川は試合後のインタビューで「短い間隔で試合をするのは好き。このパフォーマンスを継続し、自分の目標でチームを助けたい。個人的には、フランクフルトとの対戦が楽しみ」と５試合連続弾に意欲をみせた。

　データサイト『Opta』によれば、同クラブに所属する選手が４試合連続ゴールを達成したのは史上３人目。最長記録は2004年にロン・バックリ―が達成した６試合連続。果たして奥川は、レジェンドの偉業に並ぶことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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