【J1展望】2ndステージ・4節|鳥栖-湘南|満身創痍の鳥栖が前回対戦のリベンジなるか

2015年07月24日 サッカーダイジェスト編集部

鳥栖――欠場濃厚な豊田ら怪我人が続出。 湘南――山田が前線に入る“ゼロトップ”を採用か。

故障者/鳥栖=林、藤嶋、豊田、池田、平、田村 湘南=岡田
出場停止/鳥栖=なし 湘南=なし

J1リーグ 2ndステージ・4節
サガン鳥栖-湘南ベルマーレ
7月25日(土)/19:00/ベストアメニティスタジアム
 
サガン鳥栖
2ndステージ成績(3節終了時):5位 勝点5 1勝2分1敗 5得点・5失点
年間成績(21試合終了時): 11位 勝点25 6勝7分8敗 27得点・37失点
※日程の関係上、1試合多く消化
 
【最新チーム事情】                 
●過密日程のなかで疲労の蓄積が懸念される。
●エースの豊田、池田が負傷により欠場か。
●前節に及第点の出来だった3バックが濃厚。
 
【担当記者の視点】
 アウェー2連戦を終えて15日間で5試合目に挑むため、まずは疲労の蓄積が心配される。前節は豊田が外れ、池田も試合中に負傷。まさに総力戦の様相を呈している。
 
 湘南戦に向けて、森下監督は「豊田次第で決める」とエースの復調に期待するが、欠場が濃厚。池田も同様で、攻撃陣ではFW登録の選手のうち、山﨑を除く全員が戦列を離れるというスクランブル状態だ。代役として先発が予想される鎌田の出来が、崩しの鍵を握るだろう。
 
一方の守備陣は、前節ある程度機能した3バックを予想。とはいえ、谷口が1トップに入るオプションも考えられ、その場合は4バックに戻す可能性も残る。
 
 いずれにせよ、第1ステージで敗れた湘南を相手に、厳しい台所事情でのゲームを強いられている。
 
 
湘南ベルマーレ
2ndステージ成績(3節終了時):11位 勝点4 1勝1分1敗 3得点・4失点
年間成績(20試合終了時):10位 勝点26 7勝5分8敗 23得点・28失点
 
【最新チーム事情】
●前線にテコ入れか。それとも継続か。
●変化を付けられる山田が好調をキープ。
●1節で大活躍した大竹は、今節も欠場か…。
 
【担当記者の視点】
 前節の甲府戦は前半こそ押し気味に進めたものの、後半に2失点を喫して敗れた。チャンスは作れているがゴールを奪い切れない――。その課題を克服するため、前線のテコ入れを図るのか、それともメンバーを替えず連係の成熟度を上げるのか。曺監督の判断が注目される。
 
 練習では山田を最前線に置く"ゼロトップ"的な布陣が採用され、バリエーションのある攻撃を披露。積極的に前線を駆け回り、大槻や高山を活かしつつ自らもゴールを狙うナンバー8が久々となる先発出場を果たした際には、どのような輝きを放つのか楽しみだ。
 
 また第2ステージ初戦の名古屋戦で大活躍した大竹は、負傷による別メニュー調整を続けているため欠場する見込みだ。
 
 第1ステージでは湘南が4-2の大勝を収めたが、ベアスタでの鳥栖はまるで別の"顔"を見せる。その時と同じような展開になることは、まずないだろう。まずは、パスの出どころの(第1ステージの試合で2アシストを記録している)藤田をいかに抑えるかがポイント。湘南らしく運動量で相手を上回り、必ずや訪れるチャンスをしっかりモノにしたい。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事