「新たなヒーローを発見」豪移籍の指宿洋史、加入翌日の劇的同点弾に現地衝撃! 指揮官も絶賛「タッチがエクセレントだ」

2022年01月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クオリティを見せてくれた」

加入翌日に途中出場し、見事に同点ゴールを決めた指宿。(C)Getty Images

 加入発表翌日のデビュー弾は、大きな衝撃だった。

 1月14日、清水エスパルスとの契約が満了した指宿洋史が、オーストラリア・Aリーグのアデレード・ユナイテッドに完全移籍すると発表された。そして15日、いきなり新天地でピッチに立ち、さらにはチームを敗戦から救うゴールを決めている。

 70分にメルボルン・シティが退場者を出し、チームが1-2の1点ビハインドからの同点弾を目指していた終盤に途中出場した指宿は、84分に値千金のゴールを決めた。相手守護神が弾いたこぼれ球に素早く反応。倒れこみながらボールをゴールに押し込み、華々しいデビューを飾った。

【動画】CKのこぼれ球を倒れ込みながらボレー!指宿の劇的デビュー弾をチェック

 この大型ストライカーにスポットライトが当てられたのは言うまでもない。クラブ公式サイトは「スリリングな同点劇でイブスキが夢のデビュー」と称賛。『Australian Associated Press』は、「アデレード・レッズは新たなヒーローを見つけた」と、ニューフェイスを称えている。

 カール・バールト監督は「ヒロシは我々と1回しか練習しておらず、少ししか見ていないが、今夜は投入して、いくつかのクオリティを見せてくれた」と喜んだ。

「彼のタッチはエクセレントだよ。ゴールがどこかを知っている。良くなっていくばかりだろう。技術的に優れた選手でなければ、彼のようにスペインでプレーすることはできない」

 クラブ公式サイトは、指宿の得点を「空中戦での強さとボックス付近での本能的なクオリティを垣間見せた、ファンが新戦力に期待するような」一発だったと表現している。

 指揮官は「私はターゲットマンとなるストライカーでプレーしたい」と、長身FWへの期待をうかがわせた。

「私は足が使え、ボックスに入ってクロスに合わせるストライカーが好きなんだ。ウチには素晴らしいウインガーたちがいるからね。今シーズンの我々はボックス内にたくさんボールを入れている。それをフィニッシュできる選手が必要なんだ。今夜の彼はそのクオリティがあると示してくれた」

 3度目の海外挑戦で最高のスタートを切った指宿が、さらに爆発するのを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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