「スコットランドのトレンドになるかも」英紙がセルティックの日本人3人獲りに見解!「かつてのドイツのように…」

2022年01月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「井手口は疑念を抱く人たちを納得させるのが難しい」

(左から)旗手、前田、井手口は古橋同様、スコットランドで旋風を巻き起こせるか。(C)SOCCER DIGEST

 前横浜F・マリノスの監督、アンジェ・ポステコグルーが指揮を執るセルティックは今冬、昨夏の古橋亨梧に続き、前田大然、旗手怜央、井手口陽介を獲得した。この相次ぐ日本人獲りは現地メディアでも大々的に取り上げられており、大手紙『The Guardian』では3選手の特徴をそれぞれ以下のように伝えている。

「この3人は、ヨーロッパの5大リーグ以外では有数のリーグを持つ日本で、最高の選手たちだ。野球選手の息子である旗手は、日本の有力チームである川崎で際立ち、2021年のベストイレブンに選ばれている。前田はそのスピード、フィジカル、決定力で、ポステコグルーが昨年6月に退団した横浜で昨シーズンにリーグトップタイの得点を挙げており、すぐにファンの心を掴むだろう。

 井手口は、疑念を抱く人たちを納得させるのが最も難しいかもしれない。それは彼が守備的なMFであり、単純なことを上手くこなし、相手にボールをほとんど与えないことでより評価されているからだけではない。2018年にリーズと契約した後、1試合も出場せずイングランドを去ったためだ。当時21歳の彼にとって、最初の欧州移籍はあまりにも早すぎた」

 さらに同紙は、日本人トリオを合計約350万ポンド(約5億円)で手に入れたことから、「最新日本人選手はお買い得で、スコットランドのトレンドになる可能性がある」とも指摘している。
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「レンジャーズのファンはこの新しいトリオが輝けば、あまり喜ばないかもしれないが、スコットランドのサッカー界にとっては良いことであり、日本の才能はさらに続くだろう。2013年、アーセナルに向かう前に名古屋の監督として1年半を過ごしたアーセン・ベンゲルは、Jリーグは一見の価値があると周囲に話している。『非常に興味深く、競争の激しい新しいマーケットが日本市場だ。例えば、今ドイツでプレーしている日本人選手の数を見てくれ』と。

 21歳の香川真司がドルトムントと契約する以前から、ドイツには日本人選手がいたが、彼の圧倒的な活躍でその数は増えた。スコットランドでも似たようなことが起こるかもしれない。ドイツと同じように、活躍して香川や岡崎慎司のようにプレミアリーグに売られていく選手もいれば、長谷部誠のように何年も在籍する選手、長澤和輝のようにすぐに帰国してしまう選手もいるだろう」

 ここまで公式戦16ゴールを挙げている古橋同様、新加入の3選手は強烈なインパクトを残すことができるか。それが実現した際にはセルティックのみならず、スコットランド中でトレンドはより加速するかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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