【横浜】王座奪還に向けて始動。アタッキング・フットボールのさらなる進化へ

2022年01月13日 サッカーダイジェスト編集部

シャトルランなど初日からハードなメニューこなす

横浜は、始動日から精力的にトレーニングを行なった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 横浜F・マリノスは1月12日、横浜市港北区の日産フィールド小机で2022年シーズン初めてのトレーニングを行なった。

 少し冷たい風が吹く中、青空が広がるグラウンドに集まったのは新型コロナウイルスの影響で合流できなかった外国人選手を除くメンバーだ。

 まずは全員でランニング。「今日は初日ということで、今まで以上に年下の選手も増えましたし、新加入選手も緊張している様子だったので、僕とか元々いる選手が少しでも声を出して馴染めやすいように雰囲気づくりを意識してやりました」と練習後のオンライン会見で畠中が語ったように、チームは和やかなムードでスタートした。

 グループに分かれて始まったパス回しは、ベテラン選手が率先して大きな声を出す中で、徐々にテンポが上がっていった。そしてミニゲームやシャトルランではムードが一変。ハードなメニューもこなし、約1時間の初日練習を終えた。

「半分近くの選手が入れ替わりましたが、F・マリノスで求められることは変わりません。初日からこれだけ上げていくのは、今年も走力を求められるという意思表示だと思いますし、これくらいは走らないといけないサッカーをやっています。いよいよ今シーズンのスタートだと実感しました」(畠中)。
 
 複数のチームからの誘いを断って残留を決めた水沼も、「長い時間試合に出たいというのが今季の第一目標です。昨年届かなかったアシスト二桁を達成したいです。全力でやって結果を残せれば、まだまだ成長できると思っています」と意気込む。

 昨季、横浜F・マリノスはリーグ戦が2位、ルヴァンカップはグループステージ敗退、天皇杯では2回戦敗退と無冠に終わった。一方で、シーズン途中に就任したマスカット監督がアタッキング・フットボールをしっかり継承し、総得点数は川崎を上回るリーグトップの「82」を記録した。そしてクラブ30周年を迎えるメモリアルイヤーの今季、当然ながら狙うは王座奪還。9日の新体制発表会でも黒澤良社長がこう強調していた。

「アタッキング・フットボールでタイトルを獲れるようにチャレンジをしていきます。そして夢と活力をもたらせるクラブを目指して成長していきたいと思います」

取材・文●金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

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