「サポートしたい」中村憲剛がチャナティップ加入への想いを告白! “憧れの人”からの言葉に本人も感謝「会えた事は光栄」

2022年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「憧れの憲剛さんがプレーしていた川崎フロンターレで今僕がここにいます!」

中村氏が自身のSNSで、チャナティップの川崎移籍について言及した。(C)SOCCER DIGEST

 2020年に現役を引退した川崎フロンターレのレジェンド中村憲剛氏が、自身のインスタグラムを更新。自身の古巣へ加入するチャナティップへの想いを長文で綴った。

 川崎で18年間にわたりプレーしてきた中村氏。現役時代にはチャナティップ擁する北海道コンサドーレ札幌と対戦し、試合前の整列時や試合後などに言葉をかわすふたりの姿が印象的だった。

 中村氏は自身のインスタグラムで、かつてユニホーム交換をした際のタイ代表MFとの2ショットを公開。「この写真の時には彼がフロンターレの選手になる日が来るとは思いもしませんでしたが、強い覚悟を持ってフロンターレに来る決断をした彼を少しでもクラブ、サポーター含めたみんなでサポートして欲しい」とサポーターへ呼びかけた。

 またチャナティップの印象に対しては、「試合で会う度にいつも声をかけに来てくれた人懐っこいチャナ。その人懐っこさからは想像できない怖さのあるプレーヤーとして、コンサドーレのみなさんからピッチ内外でとても愛されていたのは対戦していても感じていた」とコメント。さらに自身の現役時代の経験を踏まえ、選手の移籍について熱く語っている。
 
「僕も長い現役生活の中で多くの選手の移籍を経験してきました。チームメートとして目標に向けて日々共に切磋琢磨し、互いの絆が深まってきたなかで見送らなければいけない時もたくさんありましたし、その時は寂しい気持ちを抱きながらも、移籍先での成功を心から願っていました。移籍とはそういうものだと言われても、なかなか割り切れないものでした。

 その気持ちがわかるからこそ、フロンターレに新加入選手を迎え入れる時はその選手が少しでもプレーしやすいように、活躍できるようにチームメートと良い雰囲気を作ることを心掛けてきましたし、今も後輩たちがその雰囲気を作ってくれていると思います。

 チームが変わっても、大きな括りで言えばサッカーファミリーなので、いつまでも応援していますし、会えば共にプレーしていた時と変わらず話をし、お互いリスペクトを持って対戦できる、そんなところがスポーツの良さだと思います。一緒にプレーをすることはないかもしれないけれど、選手の移籍の数だけ仲間は増えていきました」

 投稿の最後には、大きな覚悟を持って川崎を選んだチャナティップを「僕も自分の立場からできる限りのサポートをしたい」と約束した。

 この熱いメッセージに本人も反応。「憲剛さんの様な素晴らしい選手に会えた事が光栄に思っています! 憲剛さんのプレーから学ぶ事もたくさんありました。憧れの憲剛さんがプレーしていた川崎フロンターレで今僕がここにいます!」とレジェンドへの感謝を口にし、「自分が持っている全ての力をこのクラブの為に注ぎたいと思っています! チームのためファン、サポーターのため、そしてクラブの歴史を築いて来た先輩方のためにも頑張ります!応援宜しくお願いします!」と意気込みを語っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】中村憲剛&チャナティップのユニホーム交換2ショット!「彼がフロンターレの選手になるとは」
 

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