「そこの目標は常々持っている」香川真司が代表への思いを吐露! J復帰については「考えるところはあったけど…」

2022年01月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

チームメイトに日本人がいることは「非常に新鮮」

香川は新天地で復活なるか。©STVV

 ベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)との選手契約が合意に達したMF香川真司が1月11日、加入内定記者会見に出席した。

 香川はセレッソ大阪でプロキャリアをスタートさせ、2010年夏にドルトムントへ移籍すると、主軸としてブンデスリーガ2連覇に大きく貢献。2012年夏からは名将アレックス・ファーガソンが率いるマンチェスター・ユナイテッドへステップアップし、アジア人選手初となるプレミアリーグでのハットトリックも達成した。

 その後はドルトムントへの復帰を挟み、ベジクタシュ(トルコ)、サラゴサ(スペイン)、PAOK(ギリシャ)と欧州各地を転戦するも、いずれのクラブでも思うような結果を残せず。今シーズンはPAOKで構想外となり、先月18日に双方合意の上で契約を解除していた。

 昨年9月に行なわれたリーグ開幕戦以来、公式戦出場から遠ざかるなかで、「何より早く現地に行ってプレーがしたい」と意気込みを語った香川は、Jリーグに復帰せず、欧州でプレーを続ける決断を下した理由については、こう明かしている。

「最近Jリーグに復帰する選手も増えて、非常に盛り上がっているなか、僕自身も正直考えるところはありました。でもやっぱり、ヨーロッパに残ってチャレンジしたいという気持ちの方がシンプルに上回りましたし、そこで成長できるということが自分にとって1番の要因となり、この決断を致しました」
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 自身、欧州6クラブ目となるSTVVは日本企業の『DMM.com』が経営権を持ち、GKシュミット・ダニエル、DF松原后、DF橋岡大樹、FW林大地、FW原大智、FW伊藤達哉と日本人6選手が在籍する。一方的に経験を伝えるのではなく、同時に彼らから様々なものを吸収していく考えだ。

「初めてヨーロッパで、日本人の選手と一緒にプレーするので、非常に新鮮ですし、ワクワクしています。彼らは非常に若いですし、強い野心を持って多分プレーしていると思うので、僕もそうであったようにそういう選手と一緒に切磋琢磨していきます。得られることはたくさんあると思っていますし、もちろん自分が得た経験の中から伝えられることもたくさんあると思っているので、それをみんなでシェアして一体感を持ってチームが上に行くために進んでいきたいです」

 さらに日本代表の元10番は、2019年以来遠ざかる代表への想いも吐露。カタール・ワールドカップ出場への意欲も隠さなかった。

「この2年間代表には絡んでいないですけど、その思いは非常に強く感じていますし、今年はワールドカップイヤーでもあるので、そこの目標は常々持っています。この1年の成績、自分のパフォーマンスというのが重要視されてくると思っています。そこは非常に自分自身に期待しているし、そこに入ってもやっていけるというのは常にイメージしながらトレーニングしていますので、そこは目指している場所ではあります」

 ベルギーで再び黄色いユニホームに袖を通す32歳は、ドイツ時代のような輝きを再び放つことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】香川真司&小栗旬の「素敵ツーショット」

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