「小嶺先生のような指導者に――」青森山田の黒田監督が追悼の意。「国見の全盛期を担うぐらいの責任で」【選手権】

2022年01月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「それが小嶺先生に対する感謝の気持ち」

準決勝で高川学園を破った青森山田が、4大会連続で決勝進出を果たす。試合後、黒田監督が7日に逝去された小嶺忠敏さんへの想いを語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 第100回全国高等学校サッカー選手権大会の準決勝、高川学園対青森山田の一戦が1月8日、国立競技場で開催。試合は青森山田が圧倒的な攻撃力を見せつけ、6-0の完勝で4大会連続での決勝進出を果たした。

 試合後のオンライン会見で、青森山田の黒田剛監督が、1月7日に76歳で他界された高校サッカー界の名将、小嶺忠敏さんについて言及した。

「教育者として、そしてサッカーの指導者として、本当にブレることなく、約50年、我々の師匠、見本となる素晴らしい方でした。それを私も見習ってというか、指導者になったのは小嶺先生のような指導者になりたいということがスタートでしたので」
 
 今回の訃報に「すごく残念」と悼み、「小嶺先生の分まで、または、あの国見の全盛期の時代を、青森山田がその時代を担うぐらいの責任を持って、今後の101回大会以降もつなげていければと思っています」と誓う。

"東の横綱"を率いる指揮官は、「それが小嶺先生に対する感謝の気持ちだと思います」と殊勝に語る。3度目の選手権制覇をかけて、青森山田は10日の決勝戦で熊本県代表の大津と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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