『ワールドサッカーダイジェスト』選定のセリエA前半戦のMVPランキング
MVP：ドゥシャン・ヴラホビッチ（フィオレンティーナ／FW）
２位：ハカン・チャルハノール（インテル／MF）
３位：ファビアン・ルイス（ナポリ／MF）
４位：フィカヨ・トモリ（ミラン／DF）
５位：マリオ・パシャリッチ（アタランタ／MF）

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　ピッチ外ではフィオレンティーナとの契約延長拒否で移籍市場を騒がせ、ピッチ上ではハイペースでゴールを決めて得点王レースのトップを争う――。ヴラホビッチはあらゆる意味で、セリエA前半戦の主役だった。

　スクデットを争う上位４クラブはチームとしての完成度を強みとしており、絶対的な主役が不在だった。

　そのトップ４からひとりずつ選出するなら、「前線のレジスタ」としてインテルのチャンスメークを担うチャルハノール、ナポリの中盤でリズムを作り出すファビアン、そのスピードでミランのアグレッシブな守備戦術の帳尻を合わせるトモリ、そしてFW並みの得点力とMFならではの守備力を併せ持ったニュータイプのトップ下、パシャリッチを挙げたい。
　
文●片野道郎

※『ワールドサッカーダイジェスト』2022年１月６日号より転載・加筆

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