第100回全国高校サッカー選手権の準々決勝が１月４日に開催。フクダ電子アリーナで行なわれた第一試合では、大津（熊本）が前橋育英（群馬）を１-０で下し、初のベスト４進出を決めた。

　熊本県と群馬県の強豪同士のバトル。ともにここまで１失点のみと、堅守にも注目が集まる。立ち上がりから前橋育英がペースを握るなか、一瞬の隙を突いて先制したのは大津だった。

　前半11分、華麗な連係から右サイドを抜け出したFW一村が思い切りよく右足を振り抜き、ネットに突き刺した。チームのファーストシュートが貴重な先取点となった。

　幸先よく１点をリードしたが、その後は前橋育英の細かいパス回しに苦戦。33分にはFW守屋にペナルティエリア内に進入されるが、至近距離のシュートをU-18日本代表候補のGK佐藤が好セーブで防ぎ、無失点で前半を折り返す。
 

　後半も前橋育英が押し込む。守屋が後方からのロングボールをしっかりと収め、チャンスに繋げる。しかし大津は、ボランチの薬師田を最終ラインに下げて守備の枚数を増やし、相手に最後の局面で仕事をさせない。

　後半29分には右サイドからのクロスに反応した渡辺亮平にフリーでシュートを放たれるも、ボールはゴールの上へ。このまま試合は終了し、最後まで１点を守り切った大津が準決勝へ駒を進めた。

　大津は８日に国立競技場で、このあと行なわれる静岡学園（静岡）対関東一（東京）の勝者と決勝進出を懸けて激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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