フィオレンティーナは19日、スペイン代表MFマリオ・スアレス（アトレティコ・マドリー）を、モンテネグロ代表DFステファン・サビッチとの交換トレードで獲得することで合意に達した。
 
　マリオ・スアレスにはインテル、ナポリ、トッテナムも興味を示していたが、交換要員としてサビッチを提示したことが決め手となった。合意した条件は、アトレティコがマリオ・スアレスに加えて移籍金1000万ユーロを支払うというもの。サビッチの評価額は、2500万ユーロという計算になる。
 
　フィオレンティーナにとっては、昨シーズン限りで退団したダビド・ピサーロの後継者となる質の高いゲームメーカー（プレースタイルは他でもないパウロ・ソウザ新監督の現役時代を彷彿させる）に加えて、さらなる補強に投じるべき資金を手に入れたことになる。今後、どのような形でサビッチの穴を埋めるのかにも注目だ。

文：ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳：片野道郎