冨安アップ、鎌田ダウンで「推定市場価格・日本人ランキング」の上位に変動! 3倍以上に価値が急騰したのは、古橋でも三笘でもなく…

2021年12月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

冨安の伸び率はやや低いようにも…

日本人選手の「推定市場価格ランク」で上位を占めるのが、(左から)南野、久保、冨安、鎌田だ。 (C)Getty Images

 ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』が12月22、23日に、ブンデスリーガとプレミアリーグでプレーする選手の「推定市場価格」を一斉に更新した。

 これは、選手の能力や実績、年齢、過去の移籍例などを総合的にジャッジして弾き出される評価額で、移籍マーケットにおける"市場価値"を示す指標として定評がある。

 この更新により、「推定市場価格」の日本人選手ランキングの上位にも変動があった。まず、これまで1位だったフランクフルトのMF鎌田大地が2500万ユーロ(約31億2500万円)から2200万ユーロ(約27億5000万円)のダウンでトップから転落。徐々に復調しているとはいえ、夏に移籍が実現しなかった影響もあり、シーズン序盤に精彩を欠いたのが響いたようだ。

 代わりに1位に踊り出たのが、やはりと言うべきか、アーセナルのDF冨安健洋だ。ただ、15試合連続の先発出場(うち13戦がフル出場)で攻守に躍動し、アーセナル浮上の原動力のひとりとなった活躍からすると、2000万ユーロ(約25億円)から2500万ユーロというのは、やや伸び率が低いようにも映る。とはいえ、この調子ならば、まだまだ伸び続けるだろう。

 3位は、リーグ戦では出番の少なさに苦しんでいるものの、カップ戦で結果を残しているリバプールの南野拓実。4位は、2020年7月に日本人史上最高額となる3000万ユーロ(約37億5000万円)をマークしたMF久保建英と、ドイツの名門シュツットガルトでキャプテンを務めるMF遠藤航が並んでいる。

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 特筆すべきは、その遠藤のチームメイトである伊藤洋輝だ。今夏にジュビロ磐田からシュツットガルトへレンタル移籍したDFは当初、セカンドチームでのプレーが予定されていた。しかし、故障者が相次ぐなかでプレシーズンにアピールし、トップチーム入りを果たすと、瞬く間にレギュラーの座を奪取。いまや、最終ラインに不可欠な存在となった22歳は、90万ユーロ(約1億1000万ユーロ)から、3倍以上の300万ユーロ(約3億7500万円)となり、圏外から一気に13位タイにランクインしている。

 ユニオン・サン=ジロワーズで躍動するMF三笘薫とともに、今後の更新が注目されるのが、セルティックでゴールを量産しているFW古橋亨梧だ。移籍後はまだ更新がないため、200万ユーロ(約2億5000万円)の23位に留まっているが、今後の大幅増は間違いないだろう。

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