「イングランド代表の主将だから」ケインの退場逃れにアーセナルOBが痛烈皮肉!「足が折れていたかも」

2021年12月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

トッテナムOBはVARの機能不全を指摘

ケインの危険なタックルを巡る判定が物議を醸している。(C)Getty Images

 物議を醸す判定にライバルクラブのOBが不満を露わにしている。英メディア『talkSPORT』が伝えた。

 現地時間12月19日に開催されたプレミアリーグ第18節で、7位のトッテナムと2位のリバプールが対戦し、2-2のドローで終わった。この一戦において、小さくない注目を集めているのが19分のプレーだ。

 トッテナムのハリー・ケインが、相手DFアンドリュー・ロバートソンに足裏を見せたスライディングタックルをお見舞い。右足を削られたロバートソンは悶絶の表情を浮かべ、ピッチに倒れ込むが、イングランド代表FWに提示されたのはイエローカードのみで、退場となることはなかったのだ。

【動画】判定はイエローカード…議論を呼ぶケインの足裏タックルをチェック

 リバプールのユルゲン・クロップ監督が「ケインはレッドカードを受けるべきだった」と主張した、一歩間違えれば大怪我にも繋がりかねない危険な行為には、かつてアーセナルでプレーしたペリー・グローブスも「特別な力が働いた」と痛烈な皮肉を飛ばしている。

「ケインはイングランド代表のキャプテンだから退場させられなかった。レフェリーのポール・ティアニーは、この判定をボツにしたんだ。クロップはタッチライン際で激高していたが、それも当然だろう。もしかしたらロバートソンの足が折れていた可能性もある」
 
 リバプールはこの場面以外にも、37分にディオゴ・ジョッタがペナルティエリア内でエメルソン・ロイヤルに倒されたが、ノーファウルとなるという微妙な判定があった。また、77分にロバートソンがエメルソンを蹴り上げたシーンでは、最初はイエローカードだったものの、VAR検証の末にレッドカードへ変更されている。

 そうした結果を受け、元トッテナムのジェイミー・オハラは、「リバプールには少し同情するよ」と、VARの機能不全を訴えている。

「彼らは自分たちの思い通りにならない判定で大変な目にあった。ジョッタへの判定は恥ずべきものだ。あれがPKでないわけがない。どうしてファウルじゃないんだ?そして問題は、VARが『明確で明白』でない限り介入しないことだ。

 ジョッタへの攻撃は、レフェリーの明らかなミスだ。間違った判定をしているのだから、VARがそれをチェックしなければならない。VARは判定を覆すことを望んでおらず、残されたのは論争だけだ。ばかげているよ」

 トッテナムと引き分け、VARに負けたリバプールの公式戦の連勝は、8でストップしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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