「唯一の大きな失敗はマヤ」痛恨ドローに一部メディアが吉田麻也を“戦犯”扱い。「非常に深刻なミスだ」

2021年12月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

マッチアップした相手に美弾を決められる

リーグ戦に2試合連続でフル出場した吉田。ヴェネツィア戦での現地の評価は二分している。(C)Getty Images

 終盤の失点で2ポイントを失った責任は、吉田麻也にあるのだろうか。

 サンプドリアは現地時間12月19日、セリエA第18節でヴェネツィアとホームで1-1と引き分けた。開始早々にマノーロ・ガッビアディーニのゴールで先制したものの、86分にトマ・アンリに同点弾を献上。リーグ戦2連勝&公式戦3連勝を飾ることはできなかった。

 同点ゴールの場面でアンリとマッチアップしたのは、フル出場した吉田だった。こぼれ球を拾って前に出るアンリに対峙し、ゴールを背に後退。だが隙を突かれ、ペナルティエリアの外から右足でカーブのかかったシュートを決められた。

 シュートを打たせないように距離を詰めるべきだったのか、フランス人FWのビューティフルゴールを称賛すべきかで、日本代表DFの評価も分かれたようだ。

 衛星放送『Sky Sport』や『Sport Mediaset』、『Gazzetta dello Sport』紙や『Corriere dello Sport』紙は、いずれも及第点の6点と評価。『calciomercato.com』も同じく6点で、「クリーンで正確に先んじ、意思疎通ができて、相棒コリーとうまく補完。アンリの得点場面では彼も何もできず」と伝えた。
【動画】これは吉田の責任?勝利目前での痛恨被弾をチェック(2分14秒~)
 一方で、『TUTTOmercatoWEB』は5.5点と及第点を下回り、「全てが良かったが、アンリを待ちすぎ、時間を与えてしまった」と指摘。サンプドリア専門サイト『SAMPNEWS24』も同じく5.5点で、失点場面に苦言を呈している。

「相手の道を全て上手く閉ざし、前半は心配するところがなかった。後半はヴェネツィアが継続的にゴールへの道を狙ったため、より大変な仕事に。同点弾の場面ではアンリを自由にさせた責任」

 失点の責任を指摘したのは、同じくサンプドリア専門サイトの『CLUB DORIA46』。5点とさらに下回る採点で「ノーコメント」と断じた。同メディアは試合の良かった選手と悪かった選手を紹介する記事でも「唯一の大きな失敗はマヤ・ヨシダ」と吉田を批判している。

「全く問題ない試合だった。いつもの個のミスがサンプドリアにとって2ポイントを失う代償となるまでは。非常に深刻なミスだ。かなりの距離をとってアンリが20メートル前進、狙いを定めて(GKエミル)アウデーロを破るのは簡単になった」

 下位で競う相手との直接対決で勝ちきれなかったサンプドリアは、22日の年内最終戦でローマと敵地で対戦する。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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