天皇杯、槙野智章の劇的AT決勝弾で浦和レッズが3大会ぶり8度目の優勝! 大分トリニータを2-1撃破

2021年12月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

浦和が開始6分に先制

決勝点を挙げた浦和の槙野。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会は12月19日、決勝の浦和レッズ対大分トリニータが14時4分のキックオフで行なわれ、浦和が2対1で勝利し3大会ぶりの優勝を飾った。
 
 試合は開始6分、浦和が幸先よく先制。右サイドから仕掛けた関根貴大が中央へ折り返すと、江坂任が右足で合わせ、ネットを揺らす。浦和が早くも先制した。

 初優勝を目指す大分は片野坂監督が、この試合をもって退任。集大成の一戦となるなか、先制されながらも要所での激しい守備で応戦する。

 前半を浦和の1点リードで折り返すと、後半は大分が立ち上がりに攻撃の手を強め、浦和を押し込んでいく。下田北斗を中心としたパスワークから、前線の渡邉新太らがゴールを窺うが、浦和も粘り強い守備で得点を許さない。

 すると70分、浦和は関根のスルーパスに江坂が抜け出し、大分GK高木と1対1に。江坂は高木をかわしてシュートを流し込もうとしたが、追いすがる高木がこれを阻み、大分もゴールを死守する。

 終盤、浦和は今季で退団する宇賀神友弥、槙野智章らを投入して守備固めに入る。一方、大分は終盤の87分には渡邉新太がペナルティエリア内から強烈なシュートを放つが、ここはGK西川の好守に阻まれた。

 しかし、浦和がこのまま逃げ切るかに思われた後半アディショナルタイムにドラマが生まれる。大分は左サイドからのクロスにペレイラが頭で合わせ、ゴールネットを揺らす。大分が土壇場で同点に追いついた。

 それでも、浦和はその直後、CKのチャンスを掴むと、こぼれ球を柴戸海がボレーシュート。これに槙野智章が頭で合わせて方向を変えると、ゴールネットに収まった。最終盤で浦和が再び勝ち越しに成功する。

 結局、試合はこのまま2-1で終了。浦和が3大会ぶりの優勝を飾った。浦和は前身の三菱重工時代を含めて通算8度目の優勝。浦和レッズとしては4度目の優勝となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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