「両足を使えるのは素晴らしい」攻守に奮闘した冨安健洋を現地メディアが軒並み称賛! ただし、一紙は酷評「ファンを苛立たせた」

2021年12月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

ソリッドな守備が高評価

攻守で連勝に貢献した冨安の働きを現地メディアも評価した。(C)Getty Images

 アーセナルの冨安健洋は、2試合連続となるクリーンシートでの連勝に貢献した。パフォーマンスに対する評価は上々だが、中には厳しい指摘もある。

 12月15日のプレミアリーグ第17節で、アーセナルはウェストハムにホームで2-0と勝利した。3-0で快勝した前節サウサンプトン戦に続く連勝で上位との直接対決を制し、4位に浮上している。冨安はデビューから14試合連続でフル出場を果たした。

 アーセナル専門サイト『Pain in the Arsenal』は採点記事で、冨安を8点と高く評価。「ビルドアップで角度をつけるのに、両足を使えるSBがいるのは素晴らしい。トミヤスは右サイドでサカを見つけるのもエクセレント。またも絶対的に堅固」と激賞している。

 また、『Evening Standard』紙の採点も7点と高い。「サウサンプトン戦でもエクセレントだった日本代表が好プレーを見せた。うまく前にも出て、守備ではソリッドだった」と称賛。同じく7点をつけた『90MIN.com』も、「守備の仕事をこなしつつ、ブカヨ・サカと見事にフィット」と賛辞を寄せた。英衛星放送『Sky Sports』も7点をつけている。

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 一方、『Daily Mail』紙は6点と及第点評価。『football.london』も6点で、「守備はソリッドだったが、パスが時折少し悪かった」と苦言も呈した。ただ、「それでもまた本当に堅実なパフォーマンスだった。今日はそれほど前に出ることを求められなかった」と、一定の評価を下している。

 厳しかったのは『The Sun』紙。5点と大きく及第点を下回り、「前半31分にサカへのシンプルなパスが長くなりすぎてファンを苛立たせた。前半はその後にも危険なエリアでロストし、もっと大きな不満の声を招いた」と酷評した。

「守備は効果的だが、アーセナルの観客が好むポゼッション時は少し無駄にしすぎた」

 いずれにしても、連敗脱出から逆に連勝を飾り、暫定ながらチャンピオンズ・リーグ出場圏内に浮上したアーセナルと冨安は、さらなる上昇を目指す。次戦は18日、敵地でリーズと対戦する。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【動画】絶妙の浮き球パスでスーパーゴールをお膳立て!冨安のプレミア初アシスト

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