“主将不在”のアーセナル、20歳の金メダル戦士の一発などでウェストハムを撃破!冨安はフル出場で4位浮上に貢献

2021年12月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

キャプテンマークを巻いたラカゼットは痛恨のPK失敗も…

13試合連続のフル出場で勝利に貢献した冨安。(C)Getty Images

 現地時間12月15日に開催されたプレミアリーグ第17節で、勝点26で6位のアーセナルは同28で4位のウェストハムと、本拠地エミレーツでロンドン・ダービーに臨んだ。冨安健洋は定位置の右SBでデビューからリーグ戦14試合連続の先発を果たした一方、規律違反により主将の座を追われたオーバメヤンはクラブが発表していた通りベンチ外に。この試合では、ラカゼットがキャプテンマークを巻いた。
【動画】冨安が2ゴールを引き出す!3発快勝した前節のサウサンプトン戦をチェック

 前節のサウサンプトン戦(〇3-0)で連敗を止めたアーセナルは12分、敵陣深くの左サイドでFKを獲得。ウーデゴーが左足でクロスを送り込むと、ニアで冨安が反応するも、合わせることはできない。

 中盤以降はホームチームがよりゲームを支配し、冨安とサカの右サイドを中心に攻め込むが、決定的な場面を作り出すことはできない。

 35分にはFKのこぼれ球をペナルティエリアの左端で拾ったフォルナルスに、右足で狙いすましたシュートを浴びるも、わずかにゴールの右に外れ、難を逃れる。

 迎えた44分には、ゴール前でパスを受けた冨安が相手1人を上手くかわし、縦へ突破。中央へグラウンダー気味のクロスを送り込むと、味方選手がダイレクトで合わせるも、ゴールには繋がらない。
 
 前半をスコアレスで終えたアーセナルは、後半開始直後の48分に試合を動かす。ラカゼットのスルーパスに抜け出したマルチネッリが、右足でネットを揺らした。東京五輪でブラジルの金メダル獲得に貢献した20歳のFWは、これがリーグ戦2点目となった。

 さらに69分には、ラカゼットがツォウファルにエリア内で倒され、PKを獲得。このプレーでツォウファルは2枚目のイエローカードを受け、退場となった。しかし、ラカゼットが自ら蹴ったキックは、GKファビアンスキのセーブに阻まれる。

 数的優位となったホームチームは、87分に冨安の自陣でのボール奪取からカウンターを発動し、最後は途中出場のスミス・ロウが追加点をゲット。試合はこのまま2-0で終わり、キャプテン不在のなか、アーセナルはウェストハムをかわして4位に浮上した。

 なお、随所で対人プレーの強さを見せつけた冨安は、13試合連続のフル出場で完封勝利に貢献している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】冨安がゴッドフリーに顔を踏みつけられた決定的瞬間! 現地でも物議を呼んでいるシーン(27秒~)

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