「10日前に決めた」不整脈と診断されたアグエロが現役引退を発表。会見には恩師ペップも駆けつける

2021年12月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「あらゆる手を尽くしたが…」

アグエロ(左から2番目)の引退記者会見に同席したラポルタ会長(左)、シャビ監督(右から2番目)、ペップ(右)。 (C)Getty Images

 現地時間12月15日、バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが、現役を引退すると発表した。

 バルセロナの本拠地であるカンプ・ノウで記者会見に出席したアグエロは、10月30日に行なわれたアラベス戦で先発したものの、胸部に疼痛を訴え、前半で交代。その後、病院に搬送されて検査を受けた結果、不整脈と診断された。そして、3か月の治療が必要であることが明らかになった。

 その後、療養を続けていたが、定期的に心臓の検査を受けてていくうち、健康状態が明らかになると、プロのキャリアを続けていくことは身体にとって危険であると警告されたという。

「この会見はプロサッカー選手としての活動を停止することを発表するための場だ。とても難しい瞬間だ。1か月半前に患った問題で、僕自身が、僕の健康のために決断した。ここまで、医療スタッフにはとてもお世話になった。10日前に、少しでもプレーを続けられるようにとあらゆることをしたうえで、自分で決めた」
 
 そして、「18歳のときにチャンスをくれたアトレティコ・マドリーと、マンチェスター・シティに感謝したい。僕がシティをどう思っているか、クラブが僕をどれだけ良くしてくれたか、皆知っている」と古巣への感謝も述べた。

 記者会見にはバルサ指揮官のシャビや、シティ時代の恩師ジョゼップ・グアルディオラも参加。偉大なストライカーに敬意を示した。

 現役選手としての生活に幕を下ろすことを決断したアグエロ。シティやアトレティコのほか、レアル・マドリーも「偉大なプレーヤー。あなたと何度も対戦できたことは喜びだ」とリスペクトを送っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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