「Jリーグに来てくれてありがとう」「どうぞ安らかに…」急逝した湘南のMFオリベイラがファンの拍手に包まれ、母国ブラジルへ旅立つ

2021年12月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

残された5歳の愛息への支援チャリティーも実施

23歳の若さで亡くなったオリベイラ。湘南は残された家族への支援目的のチャリティーを実施。写真:サッカーダイジェスト

 湘南ベルマーレは12月14日、急逝したオリベイラの最後のお見送り(出棺)をレモンガススタジアム平塚にて実施。当日の様子をクラブの公式ツイッターでこう報告した。

「オリベイラ選手を無事に見送ることができました。スタジアム外周をゆっくりまわり、サポーターの皆さんが待つ北門へ。大きな拍手に包まれながら、スタジアムを後にしました。急きょのお知らせ、また平日の夕刻にもかかわらず、たくさんの方にお越しいただきありがとうございました」

 オリベイラは、2015年に母国ブラジルのコリチーバでキャリアをスタートし、2019年に来日。J.FC宮崎(現・ヴェロスクロノス都農/九州サッカーリーグ)でプレーしたのち、2020年1月に湘南に完全移籍。そのままFC大阪に期限付き移籍し、同年10月に湘南に復帰していた。今季はリーグ戦で2試合に出場したほか、ルヴァンカップのグループステージでは全6試合に出場していた。

 しかし、11月23日に「急性うっ血性心不全」により急逝。享年23歳だった。
 
 母国ブラジルへと旅立つ前の最後のお見送りを終えて、ファンから以下のような声が寄せられている。

「心よりお悔やみ申し上げます」
「オリ、どうぞ安らかに…」
「やっと家族の元に戻れるね。今日は行けなかったけど、ベルマーレに来てくれてありがとう!」
「今日でオリベイラ選手とほんとうのお別れです。オリベイラ選手、天国でもJリーグを見守ってください。Jリーグに来てくれてありがとう」
「サッカーファミリーとして本当に残念です。まだ若すぎるよ。スタジアムでプレー観たかったです」
「心からご冥福をお祈りいたします」

 なお、湘南はオリベイラの家族、5歳の愛息を支援する目的で、「All for Oliveira 募金」を実施。メモリアルTシャツや、デジタル画像データを販売するほか、選手着用のオリベイラ選手メモリアルTシャツのチャリティーオークションや、寄付金口座を設置。経費を除く売り上げの全額がオリベイラの家族へ寄付される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「オリベイラ。私たちの心に、永遠に」湘南が投稿した23歳の軌跡

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