オランダ１部のユトレヒト12月13日、名古屋グランパスのFW前田直輝を2022年６月30日までの期限付きで獲得することを発表した。公式HPによれば、2025年夏までの契約を含む買取オプションが付随しているという。

　加入にあたって、その公式HPではジョルディ・ズイダムSDのコメントを掲載。「ナオキはドリブルがうまく、人を追い越すことができ、クリエイティブな選手だ」とその能力を高く評価している。

「彼はフィニッシュの局面でも良いヴィジョンを持ち、機敏で、アクション後のスピードも信じられないほどに速い。エネルギーに満ち、積極的に前にでプレーができ、相手に脅威を与えることができる。それに、シュートもうまい。チームにとっては即戦力となる人材であり、彼を迎え入れることができてうれしく思う」

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　また、背番号は「７」に決定。クラブ公式SNSでは新ユニホーム姿も披露し、前田自身も新天地での活躍に意欲を見せている。ただ、就労ビザ取得の手続き中のため、デビューは年明けが予定されているようだ。

　かつて、ユトレヒトには元日本代表MFの藤田俊哉、高木善朗（現アルビレックス新潟）も所属していた。現地サポーターにとっても日本人選手はなじみがある存在のようで、公式SNSには「日本のハイクラスが上陸した」「フジタはいい選手だったが、残念ながらすぐにいなくなってしまった。マエダはもう少し長くいてくれることを祈る」「プレーする姿が楽しみでならない」といった声が寄せられている。

　21年シーズンは自慢の打開力を存分に発揮し、名古屋の５位フィニッシュに貢献した前田。新天地でもその実力を見せつけられるか。まずはデビュー戦に注目が集める。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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