釜本邦茂氏が小学生を熱血指導! 「KAMAMOTO Football Festival in 町田」レポート

2021年12月16日

2021年11月23日(火・祝)、町田GIONスタジアムで開催

「速く正確に!」。釜本氏は時折ゲキを飛ばしながら、基礎の大切さを伝えた。 写真●滝川敏之

 株式会社スリーボンド主催の「KAMAMOTO Football Festival」は、同社の社会・地域貢献活動の一環として行なわれているサッカー教室イベントで、釜本邦茂さんと一緒に年3回のペースで全国各地を回っている。

 今年最後の回は、東京の町田GIONスタジアムで開催された。絶好のサッカー日和で、かつJリーグの会場にもなっているピッチに立てる! ということで、集まったおよそ100名の子どもたちは、受付の時から、早く蹴りたい、早く走りたいという気持ちを募らせていた。

 子どもたちのモチベーションもあり、ストレッチから基礎練習、ドリブルとパスの応用練習、シュート練習、そしてミニゲームとプログラムは順調に進み、恒例のリフティング大会へ。釜本氏からも「長いフェスティバルの歴史の中で一番」と言わしめるほどレベルが高く、この日いちばんの盛り上がりを見せた。なかでも6年生の部では、脱落する者が出ずに利き足NG、頭より高く上げるなど条件を出していくも数名が残り、最後、アウトサイドのみという難題を課しても、しばらく決まらなかったほど。今回特別講師を務めた鈴木啓太氏が感嘆の声をあげ、スタンドからは自然と拍手が起こっていた。

 その後のエキシビジョンマッチでも、鈴木啓太氏とイベントをサポートしてくれた町田高ヶ坂SCのOBチームを相手に、シュートを弾きまくったGKをはじめ、光るプレーを披露する子もたくさんいた。町田市が東京の"サッカーどころ"であることを再認識させられた。

 4時間ちょっとの短い時間ではあったが、元日本代表の講師陣の言葉に、成長のためのヒントがあった。そして彼らに直接ほめられたことは自信へとつながるはず。今回の「KAMAMOTO Football Festival」が、子どもたちにとってサッカーがもっと上手くなる、もっと好きになるきっかけになってくれることを祈っている。
 

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