ジュビロ山田大記はなぜキャリアハイの11得点を挙げられた? 中山雅史の助言に「聞き耳を立てていた」

2021年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分が今まで持っていなかった形で点が取れた」

2021年シーズン、山田(右)はキャリアハイの11得点をマーク。中山コーチ(左)の助言が「すごく大きかった」と振り返る。写真:徳原隆元

 ジュビロ磐田は12月13日、2022年シーズンの新ユニホームを発表した。

 その会見で、10番を背負うMF山田大記が、J2制覇&J1復帰を成し遂げたシーズンのエピソードを明かした。

 山田は2021年を「多くの喜びだったり、最高の瞬間を、仲間とも、地域のみなさんとも分かち合えた」と振り返る。

 自身は38試合に出場し、キャリアハイとなる11ゴールをマーク。その得点力は、コーチとして選手たちの指導にあたっていた中山雅史の"助言"によって導き出されたようだ。

「中山さんが来て、すぐの頃に、クロスからの練習で『ボールが来なくても、何回でもチャンスだと思うところに入り続けろ。ボールが来ないから、違った、じゃなくて、何回でも点を取れるまでやるんだ』と。

 僕じゃなくて、FWの選手に言っていたんですけど、僕は聞き耳を立てていて。良いことを言っているなと思って。けっこう、そこからそれを意識し続けて。僕、ヘディングでシュートするのとか苦手だったり、クロスから点を取れるようなタイプではなかったんですけど、自分が今まで、持っていなかった形で点が取れた。

 実際に、今までのキャリアの中で一番、たくさんのゴールを決められたんですけど、中山さんの言葉はすごく大きかったと思います」
 
 山田とともに登壇していた中山コーチは、「チーム全員に言っていますよ。FWには言っていますけど、それを全体に聞こえるようなトーン、それで伝えていますから」と話し、山田が「狙いどおりってことですね?」と確認すると、「そういうことだね」と、磐田のレジェンドは笑顔を見せた。

 来季に向けては、山田は「個人的には、二桁得点を目標に。J2では達成できたので、来年もJ1で取れるように頑張りたい。クラブとしては、苦労している歴史もあるので、まずはしっかり残留して、そこから上をどんどん狙っていけるように」と意気込みを口にした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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