「サラー問題」でフィオレンティーナとチェルシーが妥協点を探る

2015年07月14日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

チェルシーが若手の譲渡を申し出たことでフィオの態度も軟化。

サラー問題はどのような形で決着するのか。 (C) Getty Images

 エジプト代表モハメド・サラーを巡るフィオレンティーナとチェルシーの綱引きが新たな展開を見せている。
 
 チェルシーがサラーの価値を高めたことに対する報償という形で保有権を持つ若手の譲渡を申し出たことで、フィオレンティーナが強硬姿勢をやや軟化させつつあるのだ。
 
 チェルシーが提示したリストには、昨シーズンはシュツットガルトでプレーしたスペイン人MFオリオル・ロメウの名前などが入っている。
 
 しかしフィオレンティーナもパウロ・ソウザ監督も即戦力にならない若手には興味を持っておらず、金銭による報償に加えて、サラーをイタリアの他のクラブに売却しないことを条件に加えようとしている。
 
 フィオレンティーナがサラーを呼び戻すことはすでに不可能になっている以上、どこでどのように矛を収めるかがポイントと言えるだろう。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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