福岡のアシスト王、エミル・サロモンソンが母国の古巣へ完全移籍。「アビスパの未来は明るく可能性は無限大」

2021年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「受け取った愛とサポートを私は忘れることはないでしょう」

右足のキックと紳士的な対応でファンを魅了したサロモンソン。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 アビスパ福岡は12月10日、スウェーデン人DFエミル・サロモンソンが母国の古巣、ヨーテボリへ完全移籍することを発表した。

 サロモンソンは、2020年にサンフレッチェ広島から当時J2の福岡へ加入。J1に昇格した今季は32試合に出場し、3ゴール。さらに、右足から放たれる正確なキックが持ち味のひとつで、リーグ8位タイの6アシストを記録。チーム内のアシスト王として昇格初年度のチームを8位に導いた立役者の一人だ。

 そんな元スウェーデン代表SBは、クラブを通して以下のようにコメントした。

「アビスパ福岡のためにプレーできたのはとても名誉なことでした。アビスパサポーターの皆さんから受け取った愛とサポートを私は忘れることはないでしょう。皆さんの前でプレーすること、戦うことが大好きでした。そんな私をいつも応援してくれていた皆さんへ感謝の思いを伝えたいです。この先、皆さんのことを思い浮かべれば、いつだって私は笑顔でいられると思います。

 そしてチームメイト、監督、強化部長、コーチ陣、トレーナー、チームスタッフの皆さん。私は皆さんから多くのことを教えてもらいました。一選手としてだけでなく、一人の人間として成長することが出来たのは皆さんがの助けがあったからです。 心の底から『ありがとう』と伝えたいです。

 最後に、改めてクラブの歴史的なシーズンに貢献できたことを誇りに思っています。心から感謝しています。アビスパの未来は明るく可能性は無限大です!この瞬間から、私はアビスパの一番のサポーターです。そして、永遠にアビスパの一員です。この先の幸運を祈っています。皆さん、お元気で」
 
 この一報を伝えたクラブの公式ツイッターには、サポーターから以下のようなコメントが寄せられた。

「エミルが居なければ、J1に行くことができなかった」
「めちゃくちゃ悲しいけどこれからも応援してます!本当にありがとう」
「本当にアビスパに来てくれてありがとう!」
「ありがとう…しか出てこない」
「人間性もとても素晴らしくエミルのプレーを見ているだけで、いつも幸せになってました!!」
「常に紳士な振る舞いに魅了されました」
「いままで本当にありがとう応援すべきチームがひとつ増えたね!」
「エミルの右足から生まれたアシストやゴール、リスペクトに溢れたプレー、丁寧なファンサービスの全てを忘れません」
「母国での活躍を楽しみにしています!」

 なお、福岡は10日までにFWフアンマ・デルカド、MF中村駿、ジョルディ・クルークス、DF森山公弥、GK杉山力裕と2022シーズンの契約更新も発表している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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