「状態はよくない」古橋亨梧が消化試合で痛恨の負傷。元プレミア得点王のOBは起用法に疑問符「リスクを冒す価値はなかった」

2021年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

W杯最終予選を戦う日本代表にも影響か

右ハムストリングを負傷した古橋。診断結果の発表が待たれる。(C)Getty Images

 現地時間12月9日に開催されたヨーロッパリーグのグループステージ最終節で、すでに3位で新設のヨーロッパカンファレンスリーグへ回ることが確定しているセルティックは、ベティスとホームで対戦し、3-2で接戦を制した。

 消化試合のため、ベンチスタートとなった古橋亨梧は、アルビアン・アイェティの負傷により28分から急遽途中出場。だが、その日本代表FWにも悲劇が襲った。英紙『Daily Mail』によれば、残り20分を切ったところで右足のハムストリングを痛めてしまったのだ。その後、72分にピッチを後にしている。

 アンジェ・ポステコグルー監督は試合後、負傷交代した古橋について、「よくないね。診断を待つしかない」と答え、こう続けている。
 
「もちろん、今夜はキョウゴの出番を減らす準備をしていたが、アルビアンもハムストリングを痛めているし、我々は何人かの負傷者を抱えている。それなのにこの試合数の多さは、馬鹿げているね。今のところそれに対応できるだけのスカッドはない」
【動画】「オーバーリアクション」と英国人記者が糾弾! 小競り合いで頭を叩かれて倒れる古橋(2分27秒~)

 セルティックは今後、リーグ戦にカップ戦と過密日程が続く。今夏に加入以来、ゴールを量産しているエースが長期に渡って欠場することになれば、大きな痛手となることは間違いない。また、来月下旬にはカタール・ワールドカップのアジア最終予選も予定されており、怪我の程度によっては、日本代表にも影響を及ぼすこととなりそうだ。

 クラブOBで、プレミアリーグ得点王に輝いたこともある元イングランド代表FWクリス・サットンもツイッターで「キョウゴがリスクを冒すだけの価値はなかった」とつぶやいたように、一切無理をする必要のない試合だっただけに、痛恨の負傷となってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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