「一番上手かったのは監督のジーコ」久保竜彦が選ぶ"日本代表・歴代最強ベスト11”が楽しい!【2021総集編】

2021年12月10日 サッカーダイジェスト編集部

選手のなかで選ぶ「MY BEST PLAYER」は…

赤字が「MY BEST PLAYER」。前川和也を挙げてくれた。

 今年も残すところあと数週間。本稿では、2021年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は"ドラゴン"こと久保竜彦氏の「日本代表歴代ベストイレブン」を振り返る。独特の感性で選んだ選手たちとは――。

記事初掲載:2021年6月25日

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 6月24日発売のサッカーダイジェストでは、「日本代表歴代ベストイレブン」と題し、現役選手や元日本代表など総勢20名に"マイベストイレブン"を選んでもらっている。人選の条件は現在までに招集された歴代の日本代表。ここでは、元日本代表ストライカーの久保竜彦氏が選んだ"マイベストイレブン"を紹介しよう。

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 一番上手かったのはジーコ。監督だけど、本当なら「MY BEST PLAYER」に選びたいくらい(笑)。代表に呼んでもらって練習で一緒にボールを蹴ったらタッチが凄かった。吸い付くように収まるというか。おじさんなのに(笑)。めっちゃ記憶に残っています。

 代表で団長として帯同していた釜本さんからはよくアドバイスをもらいました。小さい頃にビデオを買ってめちゃくちゃ見ていた憧れの人でもあります。足を振れば同じコースにシュートを飛ばすし、フィニッシュのパターンも多彩。さすが最多得点記録保持者なだけありますよね。
 
 ジーコジャパンで「俺はこいつにポジションを取られるかもな」という〝怖さ″を感じていたのが大久保ですね。それだけ勢いがあった。
 
 名波さんもラモスさんももちろん上手いけど、パスが正確だったのが伸二、鋭かったのがモトさんかな。前園さんは、僕が好きな(ディエゴ・)マラドーナに一番近い日本人だと思った。
 
 選手のなかで選ぶ「MY BEST PLAYER」は、広島でチームメイトだった前川さん。いろんなGKと対戦してきて、シュートを決めるのが最も難しかったGKでした。練習中は「どうやったら入るんやろ」とずーっと考えていましたね。

構成●サッカーダイジェスト編集部

PROFILE
久保竜彦 くぼ・たつひこ/76年6月18日生まれ、福岡県出身。日本代表通算32試合・11得点。とりわけ、ジーコジャパンで活躍していた。クラブでは広島や横浜、横浜FCなどでプレー。現在は塩作りに励む。

※『サッカーダイジェスト』2021年6月24日号より一部、加筆・修正して転載。

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