「アーセナルでのキャリアの終わりの始まり」大不振のエースは今冬に移籍か? 元英代表の2人がズバリ指摘

2021年12月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ベテランにはリーダーになってもらいたいものだが…」

極度の不振に陥っているオーバメヤン(中央)について、イングランド代表OBのバーンズ(右)とネビル(左)が語った。(C)Getty Images

 アーセナルのキャプテンが苦境に立たされている。

 ピエール=エメリク・オーバメヤンは、昨年9月に新契約を交わした途端に調子を落とし、昨シーズンは消化不良に終わると、加入5年目の今シーズンも調子は上がらず。精彩を欠くなかで、今月6日のエバートン戦(●1-2)では先発からも外されている。
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 そうした事態を受け、英紙『Daily Mail』によれば、現役時代はリバプールなどで活躍した元イングランド代表MFジョン・バーンズは、クラブは今冬にオーバメヤンと、度々移籍が報じられているアレクサンドル・ラカゼットを現金化すべきだと主張している。

「アーセナルはラカゼットとオーバメヤンの両方を交換することを検討すべきだ。ラカゼットは以前から噂されていたので、移籍する可能性は高いだろう。オーバメヤンは巨額の契約を結んでいるが、そのお金をどこで受け取るかは誰にも分からない」

 さらに「オーバメヤンは問題だ」と語る58歳のレジェンドは、32歳のエースはリーダーシップを発揮していないと言い、エバートン戦ではミケル・アルテタ監督がオーバメヤンよりも先に22歳のエディー・ヌケティアを途中起用したことが、現状を物語っていると続けている。
 
「若いチームの場合、ベテランにはリーダーになってもらいたいものだが、キャプテンである彼はその資質を示していない。これはオーバメヤンのアーセナルでのキャリアの終わりの始まりだ。アルテタはエディー・ヌケティアを代わりに起用することを選んだのだからね。監督がスター選手を外すような大きな決断をするとき、私は監督を全面的に信頼している。ファンはそれを疑問視するだろうが、そこには常に見た目以上のものがある」

 一方、元イングランド代表DFガリー・ネビルは、エバートン戦でスタメン落ちした後、アルテタ監督とオーバメヤンの間に仲違いがあったと主張。『Sky Sports』に対し、「この後オーバメヤンとの間に問題が生じると思う」と見解を示している。

「オーバメヤンがキャプテンなのは知っているけど、アルテタは彼を外していて、何かちょっと気まずい感じがするんだ。もしアルテタが少しでもお金を手にして他の選手を獲得できるなら、そうするだろうし、オーバメヤンも移籍できるなら、そうするだろうね」

 極度の不振に陥り、決定機で外し続けているオーバメヤン。持ち前の決定力でゴールを量産した、かつての輝きを取り戻すことはできるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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