「奇妙で恐ろしい」トッテナム指揮官コンテ、選手8人とスタッフ5人のコロナ陽性を認める。ECLレンヌ戦は開催予定も「非常に難しい状況」

2021年12月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「明日はまた誰かが陽性になるかもしれない」

トッテナムがクラスター状態となっていることを明かしたコンテ監督。(C)Getty Images

 プレミアリーグのトッテナムに激震が走っている。
 
 イングランドでは新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、政府は週末の試合から検査や体温チェック、ワクチン接種状況などスタジアム入場者への規制を厳しくする見込みと伝えられている。

 そんななか、トッテナムのアントニオ・コンテ監督が8日午後、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)グループステージ第6節のレンヌ戦に向けたオンライン記者会見に出席。PCR検査の結果、選手8人、スタッフ5人がコロナ陽性と判定されたことを認めた。

「毎日のようにコロナ感染者が増えていて、昨日は陽性反応ではなくても、今日は違うというような状況だ。全く良い状況とは言えない。今日、サッカーについて話すことは不可能だ。状況は深刻で、大きな感染症が発生している。レンヌ戦に向けて準備をしているが、とても難しい。明日は誰が陽性になるのか? 明日何が起こるかわからないので、少し怖くなっている。本当に奇妙で信じられない状況だ」

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 コンテは、世界的に流行の兆しを見せているコロナウイルスの「オミクロン株」がクラスター発生の原因なのかは「確認できていない」としつつも、「私はワクチンを接種している。チーム内で誰がワクチンを投与したのかどうかは把握していない。メディカル部門の問題だ」と述べた。

 コロナ陽性と判定を受けた選手たちは、10日間の隔離を余儀なくされる。そのため、レンヌ戦のみならず、12日に予定されているプレミアリーグのブライトン戦、16日のレスター戦も欠場することになる。

 スポーツチャンネル『ESPN』によれば、トッテナムは、プレミアリーグについてはリーグに対して延期を要請するようだが、欧州サッカー連盟(UEFA)が主催するECLは、出場可能な選手が13人以下にならなければ延期は認められない。そのため、ホームで行なわれるレンヌ戦は開催される見通しだという。

 指揮官は延期申請については「現時点では不明」としたが、現状で満足な戦力が揃えられるとは考えていないようだ。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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