「奇跡は必要ない」難敵バイエルンとの対戦を控えるバルサ指揮官シャビが意気込み「歴史は破るためにある」

2021年12月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

負ければ3位後退、CL敗退の可能性も

バルセロナを率いているシャビ。難敵にどう立ち向かうか。(C)Getty Images

 現地時間12月8日に行なわれる、チャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第6節・バイエルン戦を前に、バルセロナを率いるシャビ監督が会見に臨んだ。

 グループEに属するバルサは、ここまでの成績は2勝1分2敗で勝点7のグループ内2位としており、自力で決勝トーナメント進出を勝ち取るには、すでに進出を決めた首位バイエルンに敵地で勝利する必要がある。引き分け以下に終われば、同グループのベンフィカ(勝点5)対ディナモ・キエフ(勝点1)の結果により、順位が逆転する可能性がある。

 大一番に臨むためにドイツ入りしたシャビ監督は、前日会見で「自分たちの手にかかっているので、全力を尽くしたい」と語ったという。スペイン紙『MARCA』が伝えている。

「奇跡が必要だとは思っていない。けれど、忍耐強くならなければいけない試合であることは間違いない。チームのプロセスは一夜にしてならず。過去の対戦成績からしても、自分たちより優れているチームとの対戦だ」
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 また、バイエルンとの対戦で、バルセロナがミュンヘンで一度も勝利したことがないという不名誉な記録を抱えていることについても触れている。

「私から選手たちへのメッセージは、すべてを忘れ、プレッシャーをも忘れること。それができるようにサポートするため、自分がいると思っている。非常に厳しい相手であることを承知のうえで、ボールを使ってゲームを支配することを恐れない。歴史上、我々はミュンヘンで一度も勝ったことがないが、歴史は破るためにある。試合を楽しみにしている」

 バルサを迎え撃つバイエルンは、新型コロナウイルスの感染などにより、ドイツ代表のセルジュ・ニャブリ、ヨシュア・キミッヒ、レオン・ゴレツカらの欠場が決まっている。チームを率いるユリアン・ナーゲルスマン監督は「一部で若手の起用があるだろう」とコメントしているが、ロベルト・レバンドフスキや、先のバロンドール発表の際にはバルサ戦に執念を見せたトーマス・ミュラーらは問題なく参加できる見込みだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、試合は無観客で行なわれる。苦手とされるドイツの絶対王者を相手に、バルセロナはCL突破のための勝利を掴むことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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