「少しだけ役目を果たせたかな」42歳の大宮守護神・南雄太が激動のシーズンを振り返る「来年はまだわからない」

2021年12月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ただただ感謝しかない」「南選手最高!」

大宮のJ2残留に大きく貢献した南。「アルディージャがJ3に落ちるという事は絶対にあってはならない」と、強い気持ちでピッチに立ち続けた。写真:田中研治

 大宮アルディージャの守護神・南雄太が、自身のインスタグラムで2021年シーズンを振り返った。

 今季、チームは残留争いに巻き込まれたが、粘り強く戦い抜き、熾烈なサバイバルで生き残った。シーズン途中、下位に低迷する大宮はGKを補強。横浜FCに所属していた南に白羽の矢を立てた。

 南にとっては「サッカー人生で初めてシーズン途中での移籍」。しかも、新天地は当時「順位表の下から2番目」だった。

「何がなんでもJ2に残留させる。これが自分の最低限のミッションでした」

 今季でプロ24年目。42歳の歴戦GKは、当時の想いを次のように綴っている。

「自分は今まで降格してしまった事も、最後で踏みとどまった事も何度も経験して来たけど、今回アルディージャを落としてはいけないというプレッシャーは間違いなく今までで1番でした。それくらいアルディージャがJ3に落ちるという事は絶対にあってはならない事だと思っていましたから...」

 移籍後、すぐに定位置を確保。熟練のプレーでチームを最後尾から支え続けた。

「結果本当に最低限の目標しか達成出来なかったけど、アルディージャの為にほんの少しだけその役目を果たせたのかなと思います。苦しい事や難しい事の方が多かったけど、本当にこのクラブに来てよかったと感じていますし、アルディージャが大好きになりました」
 
 大宮には期限付き移籍で加入。「レンタルで大宮に来させて頂いている身ですし、来年の事は正直まだわからないけど、今はとにかく少しゆっくり休んで心も体も頭も1度クリアにしたいと思います」と記す。

 今後の動向は気になるところだが、南は「ひとまず... 4か月間本当にありがとうございました!!大宮アルディージャ最高っ!!!」と締め括った。

 自身のプレーや、チームの集合写真、サポーターの写真などもアップロードされたこの投稿に、フォロワーからは「常に最高なパフォーマンスを魅せて頂きまして有難う御座いました」「南選手の闘志、本当に伝わってきました!」「毎試合闘志溢れる姿、本当にかっこよくて大好きになりました」「ただただ感謝しかない」「南選手最高!」「また来年も一緒に闘えることを願ってます」といったコメントが寄せられた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【関連画像】大宮守護神・南雄太が秘蔵写真とともに激動のシーズンを振り返る!

【PHOTO】大宮×群馬|残留を賭けて戦う選手たちを応援した両チームのサポーター
 

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