「先発コンビとは比較にならない」途中出場の吉田麻也に伊メディアが賛辞!「ソリッドさが全く違う」

2021年12月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

完敗のサンプは監督解任危機

ラツィオ戦で途中出場を果たした吉田。(C)Getty Images

 前半に3失点しての完敗は、サンプドリアのロベルト・ダベルサ監督を崖っぷちに追いやった。

 12月5日、サンプドリアはセリエA第16節でラツィオにホームで1-3と敗れた。開始7分に先制されると、10分後にも追加点を献上。37分にもチーロ・インモービレにドッピエッタ(1試合2得点)を許し、終了間際に1点を返すのみにとどまった。

 吉田麻也は57分から出場。10分後にラツィオが退場者を出し、3点差という状況でもあったが、投入後に無失点だったこともあり、及第点評価が多い。『Sky Sport』や『Sport Mediaset』、『Gazzetta dello Sport』紙や『Corriere dello Sport』紙など、主要メディアは各々6点をつけている。

 ウェブ系メディアも同様に6点評価。『TUTTOmercatoWEB』は「自分の役割をこなした」と評価。サンプドリア専門サイト『SAMPNEWS24』は「厳しい結果となってからの出場。ミスはなかったが、それはサンプドリアがよりアグレッシブになり、主に相手陣内でプレーしたこともあった」と伝えている。

【動画】吉田が高評価! 途中出場したラツィオ戦のハイライト
 アレックス・フェラーリとユリアン・シャボーの先発CBコンビが「悪夢」などと酷評されたのと比較するかたちで吉田を称賛する評価もあった。

『calciomercato.com』は「日本人が中央を立て直した。フェラーリとは違う。インモービレがいなくなっていたのは確かだが、彼の投入でサンプドリアはより落ち着いた」と報道。『EUROSPORT』も「彼が入ってサンプはソリッドさがまったく違った。フェラーリやシャボーとは比較にならず」と伝えた。

 ミランやインテルといった強豪とも対戦した開幕からの4試合こそ、クリーンシート2試合を含む3失点で守備を評価する声もあったサンプ。だが、以降の12試合でクリーンシートは1回しかなく、29失点を喫している。

 Sky Sportによると、ダベルサ監督は試合後に「失点場面を見るとテレビ画面を壊したくなる」と怒り心頭。指揮官は次節のジェノアとのダービーマッチにクビがかかると言われている。Sky Sportは、すでに元インテルのデヤン・スタンコビッチとの接触があると報じた。

 ジェノアのアンドリー・シェフチェンコ監督も、就任から4試合で厳しい状況にある。両チームとも緊張に包まれているジェノバのダービーは、10日に行われる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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