「ダイチはとても勤勉だ」フランクフルト指揮官、鎌田大地の“ファンから愛されていない”発言を擁護「刺激的ではないかもしれないが…」

2021年12月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「私はうれしく思っている」

鎌田(右)についてコメントしたグラスナー監督(左)。(C)Getty Images

 ブンデスリーガのフランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地は、現地12月2日付けの現地紙『hessenschau』のロングインタビューで、チーム状況やファンの評価などについて赤裸々に語った。

 そのなかで、サポーターについて語った一部の言葉が、現地でも大きな反響を呼んでいる。「ファンの間で、自分のパフォーマンスが批判的にみられていることは知っている。チーム仲間との関係は良好だけど、サッカーの観点から、ファンからはそれほど愛されていないことは、自分でもわかっている」と述べたくだりだ。

 現地メディア『fussball newsa lance』のベンジャミン・ハインリッヒ記者によれば、オリバー・グラスナー監督は同メディアの取材に対し、「ファンが彼をどう思っているのか分からないが…」と前置きしたうえで、このように語ったという。

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「彼の主観的な感覚であり、感覚には正しいも間違っているもない。そういうものだ。ダイチは自分のことを受け入れ、ありのままを好きになることが大切だと思う。彼は確かに、どちらかというと内向的で、周囲を刺激するようなタイプではない。けれど、彼は試合で自分のプレーでリードしてくれる。ファンもありのままを受け入れることは大切だ。確かに刺激的ではないかもしれないが、彼は欠かせない選手のひとりだ」

 そして、鎌田に対する評価を改めて口にしている。

「ダイチのゲーム・インテリジェンスはこれまでにも何度も褒めてきた。彼は、特にヨーロッパリーグで我々にとって非常に重要なゴールを決めている。それに、つい忘れがちだけれど、毎試合で12km走っているんだ。本当によく走っているよ。

 それに、攻撃面だけではなく、常に中盤の6人をサポートしている。彼はとても勤勉な選手だ。今はすごくいい状態にある。私はそれをとても嬉しく思っているよ」

 現地ファンの間でも大きな反響を呼んでいる鎌田の発言だが、少なくとも指揮官は「評価されるべき選手」と認識していることは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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