現地時間12月２日、プレミアリーグの第14節が行なわれ、マンチェスター・ユナイテッドは日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルをホームに迎え、３-２で勝利を収めた。

　この試合で圧巻のプレーを見せつけたのが、ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドだ。リーグ戦３試合勝利なしのチームは13分に先制を許し、この日も苦しいスタートを強いられた。だが、44分にブルーノ・フェルナンデスのゴールで追いつくと、後半に入って52分、マーカス・ラッシュフォードの右サイドからのクロスにC・ロナウドがダイレクトで合わせ、逆転に成功する。この一撃は、36歳のストライカーにとってキャリア通算800点目となるメモリアルゴールとなった。

　さらに、同点に追いつかれて迎えた70分、C・ロナウドは重圧のかかるPKをしっかり決めて、これが決勝点となった。

　文字通り勝利の立役者となった名手は、試合後に自身のSNSを更新。ファンに向けて気持ちの籠ったメッセージを発信している。

【動画】C・ロナウドがダイレクトシュートを突き刺す！ アーセナル戦で決めた１点目をチェック

「僕らの気持ちはすでに次の試合に向けられているので、浮かれて祝っている時間はない。今日の勝利は軌道に乗るために非常に重要なものだったが、目的地にたどり着くためにはまだ長い道のりが待っている。サポーターには特別な感謝を。君たち無しでは僕らはこの勝利を手にすることはなかった」
　
　この投稿に、ファンからは「君こそスターだ」「圧巻だった」「涙が出た、本当にすごい」といった絶賛の声が続々と寄せられている。

　ちなみに、この試合まで指揮を執ったマイケル・キャリック暫定監督はアーセナル戦で任務を終え、次戦のクリスタル・パレス戦からは、ドイツ人のラルフ・ラングニック新監督が采配を振るうことが確実となった。

　キャリア通算801ゴールを記録した衰え知らずのスター選手は、果たしてゲーゲンプレスの生みの親とも言える新指揮官の下でどんなプレーを見せるのか。世界中のサッカーファンが注目している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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