「寿司」「サムライ」元韓国代表FWへ長友&酒井の古巣マルセイユ関係者が差別発言。母国メディアは騒然「日本人を卑下する表現だ」

2021年12月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

トロワは怒りの声明を発表「受け入れ難い」

マルセイユ戦では76分からピッチに立ったソク・ヒョンジュン。(C)Getty Images

 ともに日本代表DFの長友佑都と酒井宏樹が昨シーズンまで所属し、かつては中田浩二氏もプレーしたマルセイユの関係者が、敵の韓国人選手に対して人種差別的な発言をしたようだ。『CNN』や『RMC Radio』などが伝えている。

 被害に遭ったのは、リーグ・アンのトロワに所属する元韓国代表FWソク・ヒョンジュンだ。11月28日にマルセイユの本拠地オランジュ・ヴェロドロームで行なわれたリーグ・アン第15節(マルセイユが1‐0で勝利)で、無観客だったにもかかわらず、『Amazon Prime』のマイクが「サムライが2回ボールを奪った」「彼は寿司を作るんだろ」といった声を拾ったという。

 これに対し、トロワは「これらの発言は受け入れ難いものであり、多様な人種と文化が融合したスポーツであるサッカーの本質を損なうことになる。あらゆる形態の人種差別や外国人排斥に強く抗議する」との声明を発表。マルセイユも「発言を断固として非難する。ソクを全面的にサポートする」とのコメントを公表している。

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 また、ソク・ヒョンジュの母国、韓国のメディアもこれに反応。『Newsis』は「『サムライ』や『寿司』は日本人を卑下する表現として使われることがある。同じアジア人だから、ソク・ヒョンジュンに向かって言ったのだろう」と伝えている。

 今後はLFP(フランス・プロサッカーリーグ)が調査するという今回の事件。クラブ関係者からの発言ということもあり、現地や韓国で波紋を広げている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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