「日本人は疲れたとは言わない」伝説OBブッフバルト、フル稼働の遠藤航の故障を懸念。伊藤洋輝には賛辞「気に入っているのが…」

2021年12月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼らはほとんどホームにいるような感覚だと思う」

ブッフバルト(中央)が、古巣シュツットガルトでプレーする遠藤(左)と伊藤(右)について語った。(C)Getty Images

 浦和レッズで選手・監督としての経験を持つ元ドイツ代表MFのギド・ブッフバルトが、古巣シュツットガルトでプレーする日本人2人について語った。ドイツ紙『BILD』が11月30日付けで報じている。

 現在シュツットガルトでは、在籍3年目を数えるMF遠藤航と、今夏にジュビロ磐田から期限付き移籍で加入したDF伊藤洋輝がプレー。今シーズンからはキャプテンを任されている前者はここまでリーグ戦全試合に先発、22歳の後者も10月の代表ウィーク明けからは定位置を掴み、ともにチームに不可欠な存在だ。

 頼もしい後輩たちについて、60歳のレジェンドはまるで地元の選手のようだと、その馴染み具合を称えている。

「日本人は、信じられないほどシュツットガルトでの居心地がいいように映る。我々シュヴァーベン地方の人々と同じようなメンタリティを持っていて、非常に勤勉だ。彼らはほとんどホームにいるような感覚だと思うよ」

 さらに、それぞれの特徴なども説明。当初はBチームでプレーする予定だったが、プレシーズンにアピールに成功してトップチーム入りを勝ち取り、直近のマインツ戦(〇2-1)では、利き足とは逆の右足でブンデスリーガ初ゴールも奪うなど、評価急上昇中の伊藤からこう語っている。
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「パスの正確さに加えて、特に冷静さが気に入っているんだ。彼はストレスのかかる状況に置かれても、きれいなボールを出す。それにデュエルでは常に上手く距離を詰めている。その成長は母国でも注目されているようだね。近い将来、代表チームでチャンスを得ることは想像に難くないよ」

 一方、東京五輪から、ほぼ休みなく新シーズンを戦っている浦和の後輩については、日本人の性格を踏まえ、疲労困憊となることを懸念しているようだ。

「時々怖くなって『彼が故障しないといいな』と思うことがある。日本の選手は、疲れたときに『疲れた』とは言わないからね。それはあまり良いことではない。でも(ペッレグリーノ)マタラッツォ監督はトレーニングでエンドウに上手に負荷をかけていると思う」

 シュツットガルトは13節を終え、残留ラインぎりぎりの16位アウグスブルクと同じ勝点13で、15位に位置。レジェンドも一目置くサムライコンビの活躍は、今後のチームの浮沈を握る鍵となりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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